安田学園が継投リレーで完封勝利!
昨日の降雨の影響で、日程が変更になり、[stadium]江戸川区球場[/stadium]での第三試合は、安田学園と正則の一戦となった。この日は、昨日とは打って変わり、晴天に恵まれた中での試合となった。
安田学園の先発は、背番号18をつけた中川 航汰。初回に、いきなり正則の先頭打者・木村 優寿に安打を許す。しかしその後は、落ち着きのあるピッチングで後続3人をきっちりと打ち取り、相手に流れを引き寄せない。変わって、正則の先発はエースナンバーをつけた座間 雄一がマウンドに上がる。座間は、初回を3人で抑え、上々の立ち上がりを見せる。
その後も、両チーム得点を与えず6回までスコアボードに0が刻まれる。均衡が破られたのは、7回だった。安田学園の攻撃、先頭打者の牧野陽太が相手の打撃妨害で出塁する。その後、4番の渡部 賢也のレフト前でチャンスを広げると、1アウト1、2塁から5番・栗山、代打で登場した篠塚が連続死球で先制に成功。遠かった1点がスコアボードに刻まれる。
続く小山亮裕のレフトへ放った鋭い打球は、正則・小用圭太が好捕。二塁走者が飛び出していた為、二塁にボールが送られてダブルプレーとなってしまう。正則が最大のピンチを最小失点で切り抜ける。
反撃したい正則だが、7回から変わった安田学園の2番手投手・篠塚勇汰にスライダーやカーブでタイミングを外され、塁に出られない。
一方、突き離したい安田学園は9回、栗山の犠牲フライで追加点を挙げると、篠塚が最後をキッチリと締め、緊迫した試合を制した。
試合終了後、安田学園の森泉弘監督は最初に「相手投手の座間君は素晴らしかった。制球力はもちろんですが、走者を置いてからの間合いの取り方が絶妙で、今年のチームは機動力に自信があるのですが、まったく走ることができず…。逆にうちにとって良い勉強となりました」と正則・座間を称賛し、「良い当たりの打球が見られなかった。いつも打っている人がこういう所でも打たないと」と続けてコメントした。
1回戦を突破した安田学園は、2回戦でシード校の明大中野八王子と対戦する。次回は守備だけではなく、打撃にも注目をしてみたい。
(取材・写真=編集部)

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