仙台育英が角館に快勝
仙台育英(宮城第一代表)が角館(秋田第三代表)に7対1で勝利し、準々決勝に駒を進めた。
仙台育英の先発は宮城県大会全4試合に先発し、計24イニングを無失点と好投した左腕・長谷川 拓帆。一方、角館は前日の花巻東戦で完投した鈴木佳偉だった。
先取点を奪ったのは角館。2回、2死から6番・佐藤 蓮人が振り逃げで出塁すると、7番・大石 柊斗の打席で暴投が2球あり、2死三塁とした。大石がカウント2—1から中前にタイムリーを放ち、先制点を挙げた。
しかし、仙台育英がすぐさま反撃した。その裏、1死から5番・山田 利輝が三遊間を破る左安を放つと、2死一塁から7番・前田 颯太の中安で一、三塁とチャンスを拡大。8番・小川 拓馬がピッチャーの足元を抜けるセンター前タイムリーを放って同点とした。なおも、2死一、二塁で打席には9番・長谷川。2ボールからの変化球を捉えた打球はライナーでセンターの頭上を抜け、2点適時三塁打で逆転した。角館はここで先発・鈴木 佳から小笠原 龍馬に投手交代した。
4回には5番・鈴木の二塁打を足掛かりに同点打を打っている小川の犠牲フライで加点。5回には、この回、先頭の1番・西巻 賢二が左翼線に二塁打を放つと、2番・斎藤のバントを処理した投手の小笠原が一塁へ送球エラー。その間に西巻がホームを踏み、1点を加えた。
5対1と仙台育英リードで迎えた8回。仙台育英は1死から途中出場の若山壮樹が右安を放つと、同じく途中出場の杉山 拓海がバントをした。杉山は打球を処理した一塁手のタッチを、スリーフィートラインを越えずにかわしてセーフ。ここで代打・佐藤 令央が左中間を破る2点適時三塁打を放ち、角館をさらに突き放した。
投げては、先発・長谷川が6回を1安打7奪三振と試合を作った。2番手・佐川 光明は8回に3四球で満塁のピンチを作ったがゼロで切り抜け、9回を西巻が三人で締めてゲームセット。仙台育英は準々決勝で八戸学院光星と対戦する。

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