森 悠祐選手 (広陵)
短評
コラムから抜粋 準優勝の広島広陵は、2年生右腕・森 悠祐のピッチングが目を惹いた。力強い腕の振りから投じる常時140キロ中盤・最速147キロのストレートはエース・平元銀次郎よりも威力があった。しかし成績は芳しくなく、1.1回を投げて、自責点5と悔しいピッチングに終わった。その森に、中井 哲之監督は、ある温情を見せた。決勝戦の9回表、二死。中井監督は森をマウンドに送った。相手は3番西川 愛也。花咲徳栄が誇る強打者相手に森は全力投球。最後はスライダーで空振り三振に打ち取った。これが甲子園唯一の三振だった。それまで打たれた悔しさと最後で三振に奪った自信を糧にして、今度は森で甲子園に導けるエースになってほしい。 しかし秋では県大会に敗れ、選抜は厳しくなった。この結果が森をどれだけ変えることができるか、注目をしていきたい。
更新日時:2017.10.02