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- 2011年夏の大会 第93回和歌山大会
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高嶋監督の激が飛ぶ智弁和歌山ベンチ
欠如
「まあ、こんなものでしょう」。
試合後のインタビューに応えた智辯和歌山・高嶋仁監督の口調は絞り出すような感じだった。
『初戦の硬さ』『強化練習による体力的な疲労』など複数の要因はあったのかもしれない。しかし、それとは違う何かしらの違和感を覚えた智辯和歌山の初戦だった。
スコアブックを見つめ直して試合を一から振り返ってみて感じたのは、〝一球に対する執着心〝が欠けていたのでは?ということ。
「キャッチャーですね。あんなに変化球を使っていては・・・」。
指揮官が名指ししたのは捕手の道端 俊輔(3年)。言うまでもなく智辯和歌山で最も経験のある選手だ。変化球の多い配球については、道端にも考えがあるようでここでは書かない。
ただ気になったのは後逸(記録は暴投)が3回あったこと。
これまでも重要な場面で道端が後ろに逸らす場面は何度かあったが、この日はどこか違って見えた。
前半に一度逸らしたのを引きずったのかもしれないが、明らかに彼らしくない部分が多かった。
特に大きなポイントに見えたのが。4回の2度目の後逸。この時、投手は2番手の土井健太郎(2年)に代わったばかりだった。
土井は夏の大会初めてのベンチ入りした下級生。その代わりっぱなに後ろに逸らす。
これでは、初登板で緊張する下級生投手はますます硬くなり、一つ間違えば投手が自信を無くしかねない。
経験豊富な捕手の役割の中には、経験のない下級生を育てることも含まれる。
夏独特の硬さがあったとはいえ、やはりどこかおかしかった。
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