松澤 龍樹選手 (国士舘)
寸評
旧チームから背番号12をを付けながらも、スタメン出場していた選手。攻守に存在感のある、雰囲気のあるプレーヤー。 (第一印象) 2016年度の東京都を代表する捕手として、これからクローズアップされることが期待される存在だと思います。 (ディフェンス面) 身体を小さく屈めて、ミットをしっかり示します。グラブを地面に下ろす癖がないので、ワンバウンド処理などにも立ち遅れません。少々低めの球に対し、上からミットを被せに行ってしまうことが多いので、そのへんが気になるところ。 残念ながら夏の予選を見た時は、スローイングの場面は見られず。プレーを見ている限りは、送球も強く地肩も強そう。中学時代の映像を見つけたのですが、その時は中学生だったので、それほど強肩という感じはしませんでしたが。 (打撃内容) 旧チームでも6番を任されるなど、打撃でも一定の信頼感を得ていたのでしょう。足を大きく引き上げて打ちにゆく、思いっきりの好いスイングが魅力。 <構え> ☆☆ 前の足を軽く引いて、グリップは高めに添えて脇を閉めて構えます。腰があまわり据わらず、両目で前を見据える姿勢もいまいちで、全体のバランスとしてもどうでしょうか? <始動> 平均的 投手の重心が沈みきったあたりで動き出す、平均的なタイミング。ある程度の確実性と長打力をバランスよく兼ね備えた、中距離打者やポイントゲッターが多く採用する始動。 <下半身> ☆☆☆ 足を大きく引き上げて、軽くベースから離れ方向に踏み出すアウトステップを採用。始動~着地までの間はそこそこで、速球にも変化球にもそれなりに対応。アウトステップするように、内角に意識があるのがわかる。踏み込んだ足元も早く地面から離れるので、センターからレフト方向へ引っ張る打撃を好むのではないのでしょうか。 <上半身> ☆☆☆ 打撃の準備であるトップを作るのが遅れがちで、速い球への対応が課題か。それでもバットは上からミートポイントまでロスなく振り下ろされ、内角を上手くさばくことができている。バットの先端であるヘッドも下がらずに、コンパクトに振り切るスイング。外角よりも、内角を上手くさばけるスイングになっている。 <軸> ☆☆☆ 足の上げ下げは大きい割に、目線の上下動はそれほど大きくはありません。踏み込んだ足元が早く地面から離れるので、開きは早めに。軸足も少し前に傾くなど、体が突っ込まないように注意したいもの。
更新日時:2015.12.17
最後に
攻守に思いっきりの良さがある選手で、大胆なプレーが魅力。まだまだ粗っぽい部分はあるものの、将来が楽しみな選手です。ぜひ一冬越えて、どのぐらい成長しているのか、確認したいですね。2016年度の東京を代表する捕手として、覚えておいて損のない選手ではないのでしょうか。
更新日時:2015.12.17
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