森井 絃斗選手 (板野)

森井 絃斗

球歴:板野

都道府県:徳島

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:183.0 cm

体重:86.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2017年7月27日)  今大会は準決勝まで1安打完封1回・1安打完投1回含む4連続完投で被安打12・38奪三振・11四死球・失点4・自責点3で防御率0.75。25年ぶりに板野を決勝の舞台に導く大車輪となった森井 絃斗。しかし、この試合では8回を投げ127球で被安打10・四死球3・7奪三振・失点6の自責点5。初回は二死満塁から鳴門渦潮6番・奥 直人(3年・右翼手・175センチ78キロ・右投右打・大阪ニューヤング<ヤングリーグ・大阪>出身)に中前2点打を浴び、その際に女房役兼リードオフマンの前田 倫兵(2年・捕手・172センチ63キロ・右投右打・北島町立北島中出身)が負傷交代。その後は本来の投球ができず不完全燃焼で力尽きる形に。初の[stadium]甲子園[/stadium]出場を果たせなかったことに対しては、自らが最も悔しいに違いない。  にもかかわらず、両校の控え選手たちに一言声をかけ、健闘をねぎらいながらグラウンド整備を行った森井。そして閉会式では……車椅子で登場せざるを得なかった前田の後ろには森井が常に寄り添い、車椅子を押してベンチまでの道のりを案内した。  すでに大会前から社会人・セガサミー入りを表明していた森井であるが、この一連の姿はすでに「一高校球児」を超え「一社会人」として範とすべきもの。この「ザ・キャプテン」森井 絃斗に心から拍手と賞賛を送りたい。
更新日時:2017.08.27

短評

観戦レポートより抜粋(2017年7月16日)  強豪校に最速150キロの右腕、森井 絃斗(3年)がどういうピッチングを展開するかに注目が集まった。  1回裏、徳島城南は先頭打者が四球で歩き、2番打者のバントがキャッチャーの野選(フィルダースチョイス)を誘っていきなり無死一、二塁のチャンスが訪れる。3番がバントで送って一死二、三塁となり、4、5番のバッティングで試合の主導権を握ろうかという局面を迎えるが、ここからの森井のピッチングが見事だった。  4番大谷尚矢(2年)には3球勝負で内角低めのストレートで見逃しの三振、5番遠藤駿平(3年)には3ボール2ストライクのフルカウントからスライダーで空振りの三振に打ち取っているが、その直前に投じた内角へのストレート(ボール球)が伏線になっていた。  ストレートのスピードは1回にこの日最速の146キロを計測し、最終回にも145キロを計測するなどコンスタントに140キロを維持、130キロ台は数球しかなかった。さらに素晴らしかったのがスライダーだ。横スライダーは打者近くで大きく横に変化する必殺の球筋で、これに100キロ台のカーブとフォークボールと思われる縦変化が加わり、緩急、縦横のバリエーションを構成する。  コントロールは四球2、死球1でわかるように悪くない。ディフェンスも安定していて、5回には8番打者の一塁方向へのセーフティバントのとき素早く一塁カバーに入り間一髪のタイミングでアウトにしている。
更新日時:2017.08.27

短評

観戦レポートより抜粋(2017年7月16日)  じりじりとする試合展開の中でも森井 絃斗は冷静だった。この日はネット裏で複数人が構えたスピードガン表示で最速146キロのストレートを見せ球にしながらチェンジアップと縦スライダーを駆使。6回裏に二死一塁から城南5番・遠藤 駿平(3年・二塁手・168センチ74キロ・右投右打・石井町立石井中出身)の左翼線適時二塁打など初の連打を許しても落ち着いて7番・鳴瀬 朝陽を見逃し三振。  「まだまだ粗削りだけど、素材は申し分ない。力んだ中でも何球か1球ある指にかかったボールは走っているし、じっくりと時間をかけて一人前になってほしい」(MLBアトランタ・ブレーブス国際スカウト・大屋 博行氏・談)。盟友を退け、124球3安打3四死球6奪三振1失点完投した。
更新日時:2017.08.27

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