細川 雅生 (福井工大福井)
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- 寸評
- 北信越大会の大当たりを見て、一気に惹かれたショートストップ。決勝戦まで10打数7安打という好調。期待のかかる決勝戦では無安打に終わり、甲子園を逃した。決勝戦から彼のプレーを振りかえっていきたい。
(打撃)
スタンスはスクエアスタンス。グリップを高めにおいて膝を曲げて歩幅を広げて構えている。癖のある構えであり、上半身に力が入りすぎる構えなので、あまり柔軟性がある構えではない。
投手の足が着地した寸前に始動を仕掛けるスタイル。ぎりぎりまでボールを引きつけて強烈なバットスイングで飛ばしていく選手である。足を小さくステップして真っすぐ踏み込んでいく。
トップを予め深く取ることで強く振り出す準備が出来ている。打球は鋭く、手元で強く押し込んで飛ばすことが出来るスイングの強さは素晴らしい。ただスイングが遠回りの軌道であることが一つ。そしてグリップが頭の後ろに入りすぎてしまうためにインコースを捌くことができない。遅い球なら肘を畳んで打ち返すことはできているものの、速球系には詰まらされている。
踏み込んだ足はぶれてしまい、ミスショットすることが多い。スイングの強さ、リストの強さには光るモノを感じさせるものの、北信越大会で観戦した印象と変わらず、逆に粗さが見えた決勝戦であった。
(守備)
課題であった守備。決勝戦では無難にこなしているように見えたが、まだ打球の反応が遅れ、動きにばたつきが見られる。地肩の強さはショートとしては基準に達しているが、全体的に粗い印象は拭う事はできなかった。
塁間タイムは4.50秒前後を計測。左打者に換算すると4.20秒前後で脚力としてはまずまずのタイムを残すことはできているが、走塁を売りにする選手ではない。 - 将来の可能性
- 北信越大会から大きな変化は見られなかったが、長岡大手の投手よりも格段にレベルが上がる福井商業の山本 文矢と対戦することで打撃の課題がはっきりした内容であった。高速プロタイプではなく、強豪大学を狙える選手であると思うが、上のレベルで活躍するには打撃の研究を深く追究し、相手の投手を見て対応力を磨き続けてほしい。
- 情報提供・文:2011.09.07 河嶋 宗一
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