『バトルスタディーズ』特別企画！ 芹玲那のドラフトレポート 第4回「徳島インディゴソックスからNPBへ！夢を叶えた選手たち」

「徳島インディゴソックス・ドラフト会議パブリックビューイング」

皆さん、こんにちは！
バックネット裏のハンカチ娘、高校野球タレントの芹 玲那です！

今年も多くの驚きと感動が生まれたドラフト会議。

私は、「徳島インディゴソックス・ドラフト会議パブリックビューイング」へゲスト解説として出演させて頂き、会場の皆さんと選手たちの夢へのスタートの瞬間を見守っていました。

徳島インディゴソックスからは、
福永 春吾選手が阪神タイガースより6巡目で指名！
木下 雄介選手が中日ドラゴンズより育成1巡目で指名！
会場は大きな拍手に包まれました。（記者会見レポート）

第4回は、パブリックビューイングの模様と、ドラフト会議終了直後に行われた記者会見をレポートします！

パブリックビューイング解説中

会場となったのは「ゆめタウン徳島」。
徳島インディゴソックスファンの方を始め、他県からいらっしゃった方もいて、会場は満席！四国アイランドリーグPlus事務局長・坂口 裕昭さん（インタビュー記事）と共にドラフト解説をさせて頂きました。

まず一巡目。
「田中 正義選手が何球団競合となるのか」に注目が集まる中、次々と高校生が1位指名され、ドラフト会議の会場では大きな拍手が沸き起こりましたね！
「高校BIG4」の藤平 尚真選手（横浜）が楽天から、寺島 成輝選手（履正社）がヤクルト、今井 達也選手（作新学院）が西武と、名前が呼ばれる度に私も思わず声を上げてしまいました！
この3選手は夏の甲子園レポートでも追いかけていた選手だったので、1巡目指名は嬉しかったです。
そして、「芹玲那が選ぶBIG6」でご紹介した堀 瑞輝選手（広島新庄）は日本ハムファイターズから1位指名！
“その年の一番いい選手”を指名すると言われている日本ハムからの1巡目指名というのも大きな喜びでした！

2巡目からは、徳島インディゴソックスのFacebook Liveより会場中継配信も開始。
指名された選手の高校時代トーク等をしながら、ドラフト会議を見ていきます。
「いつ、四国ILの選手は指名されるのか？」
だんだんと会場に緊張感が漂い始めます！坂口さんは、さすがドラフトを知り尽くしているだけあって、各球団が指名した選手の年齢やポジションから、2巡目以降の動きを鋭く推測。私も含め、会場は興味津々でした！

選手の名前が呼ばれる度にドキドキする中、「芹玲那が選ぶBIG6」の選手が続々と指名されていきます。
福岡ソフトバンクホークスから2巡目で古谷 優人選手（江陵）、3巡目で九鬼 隆平選手（秀岳館）。島 孝明選手（東海大市原望洋）は、是非入団してほしかった千葉ロッテマリーンズから3巡目指名！鈴木 将平選手（静岡）は西武ライオンズから4巡目で指名！
本当におめでとう…！

そして、会場が待ち望んでいた時がやってきます。
「阪神…福永 春吾、投手、徳島インディゴソックス」
阪神タイガース6巡目で福永選手の名前が呼ばれた瞬間、会場からは大きな拍手！
モニターから会場の皆さんの方へ目線を移すと、最高の笑顔で喜んでいる姿が目に入り、その様子を見て、思わず涙ぐんでしまいました。
四国ILの試合を観戦した時に感じたことは、選手もそうですが、ファンの皆さんが本当に温かいと！
私はこの温かさが四国ILの魅力の１つだと感じているんですが、そんな皆さんと福永選手の夢が叶った瞬間を共有出来て喜びが溢れてきました。

大阪府出身の福永選手にとって阪神タイガースは地元の球団。そして、ホームは甲子園球場！甲子園のマウンドに初めて立つ時は、是非スタンドから見届けたいと思いました！

更にドラフト会議は進み、日本ハムが7巡目で郡 拓也選手（帝京）を指名。
ここで「BIG6」として紹介した選手は、全員夢へ切符を掴み取りました。
プロでの活躍を観たい、きっとプロの世界でも輝ける！と注目していた選手たちなので、是非これからの彼らにも注目してほしいです！

本指名会議は終了すると、少し休憩が入り、続いて育成指名に入っていきます。
昨年も四国ILから5人の選手が育成指名されていますからね！
まだまだ会場の熱は冷めません！

そして、育成ドラフトが始まると、早くも喜びの瞬間はやってきました。
木下 雄介選手（徳島インディゴソックス）が中日ドラゴンズ育成1巡目で指名！
会場は再び大きな喜びに包まれました！
第3回のインタビューで“木下選手がNPBに入ってどう成長するのか見たい”と話していた坂口さんにも笑顔が溢れます。
中日には、グラゼニにも登場した四国ILの先輩・又吉 克樹選手もいますし、木下選手も心強いのではないでしょうか…これからが本当に楽しみです！

各球団が選択終了する中、会場の皆さんと祈りながら四国IL選手の指名を待っていると、最後に読売巨人から育成8巡目で松澤 祐介選手（香川オリーブガイナーズ）が指名されました！
会場で「きた！」という喜びの声に交じって、坂口さんの「心の底からホッとしました」という声…。松澤選手は、昨年巨人から育成指名されながらも、怪我で辞退という悔しさを味わっている選手だったのです。そこから挫けずに、またNPB入りを目指して努力を続けた松澤選手の夢が叶って本当に嬉しかったです。
四国ILでは、最多打点やベストナインにも輝き、香川オリーブガイナーズの４番打者として活躍していた松澤選手のこれからも本当に楽しみですね！

記者会見の様子

ドラフト会議終了後は、パブリックビューイング会場にて記者会見が行われました。

多くのメディアの方、そしてファンの方を前に始まった記者会見。
左から徳島インディゴソックスの中島 輝士監督、福永 春吾選手、木下 雄介選手、球団代表取締役の南 啓介さんです！

最初にファンの方や球団関係者の方に感謝の言葉を述べた後、
福永選手は「こうして本指名で指名されることが出来てすごく嬉しいです。阪神タイガースは地元の球団でもありますし、人気のある球団なので、そこでプレーが出来ることを大変嬉しく思います」と喜びを滲ませながら語りました。

木下選手は「指名されてホッとする気持ちもありますが、これからしっかりプロ野球選手として頑張っていきますのでよろしくお願いします」と引き締まった表情で指名されての感想を語っていました！

福永選手は高校時代、木下選手は大学時代に怪我で一度野球を離れています。
ですが、再びプロ野球選手になることを目指し、こうして夢を叶えて大きな一歩を踏み出しました。
“諦めないこと”
会見での姿を見て、私自身も勇気をもらいました。

そして、会見でもう一つ印象的だったのが、中島監督や南代表の指名されなかった選手への想いです。
四国ILの選手たちは、決して楽な生活をしているわけではありません。リーグのない日はアルバイトなどをしながらNPBを目指しています。四国ILには大きな覚悟を持ってプレーしている選手たちと、そんな選手1人1人と向き合い、より良い練習、環境を…と選手を支えている方々がいるのです！　だからこそ、選手やファンの方も含めて、リーグ全体に温かさを感じるのではないかなと思いました。
四国ILでは、試合後、選手がグラウンドの外まで出て、ファンの方をお見送りします。
その時に直接応援の気持ちを伝えることが出来るんです！
是非球場に行って、四国ILの魅力を直に感じてほしいです！

左から木下雄介選手、芹玲那さん、福永春吾選手

■「グラゼニ」へのメッセージ

「グラウンドには銭が落ちている」
NPB入りを目指す選手にとって、四国ILは正に“グラゼニ”。
そして、「グラゼニ」は「グラゼニ賞」という形で四国ILを応援して4年目になります！
最後に、なんと福永選手と木下選手から「グラゼニ」へメッセージを頂きました！！

福永春吾選手にとって「グラゼニ」とは

「毎月グラゼニ賞を獲ることを目標にしてプレーするとすごいモチベーション上がりました。
実際にグランドにはゼニが沢山落ちているし、そのゼニを稼ぐ為に常に素晴らしいパフォーマンスが出来ました。
こうやってグラゼニ賞を頂く事によって、実際漫画の主人公なんじゃないかと思ったりもしました。
まだまだアイランドリーグを知らない人達もいる中で「グラゼニ」というのを通して広く知ってもらえたのも事実ですので本当に良かったです。
獲得した賞金でプロテインを買いジムの月謝にもして自分の体を大きくする為に使いました。
お金を払って観る価値のあるプレーをする為に無様な事は出来ないので、常にいい緊張感の中プレーをする事が出来ました！」　福永 春吾

木下雄介選手にとって「グラゼニ」とは

「自分は、一度もグラゼニ賞を獲得できませんでしたが、賞金が貰えるってことで毎回選ばれるかな？という楽しみがあったり、獲得した選手をみると「次は自分が獲るんや」って気持ちになってモチベーションも上がりました！
「グラゼニ」で取り上げて頂くことで、幅広い方にアイランドリーグを知ってもらうキッカケになり、感謝しています。
中日ドラゴンズでは、これまで以上に、お客様にお金を払う価値があると思ってもらえるプレーをして、一日でも早く支配下登録され、いつかは漫画にも登場してみたいと思ってます！」　木下 雄介

―――福永選手、木下選手、本当にありがとうございました！

今回のパブリックビューイングで、改めて四国アイランドリーグPlusの魅力を発信していきたいと思いました。
そして、夢へのスタートを切った福永春吾選手、木下雄介選手をこれからも応援していきたいと思います！

以上、特技は歴代優勝校の暗唱、芹 玲那でした！

『バトルスタディーズ』最新単行本第7巻、絶好調発売中！！

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『バトルスタディーズ』公式ツイッター、始めました！

@BATTLESTUDIES01

★プロフィール★

芹 玲那（せり れいな）
週刊モーニングで連載中の野球漫画「グラゼニ」公認PRガール「グラゼニ女子」メンバー。
特技は選手権大会歴代優勝校の暗記。
主に東京都大会と甲子園中心に観戦。[stadium]神宮第二[/stadium]、[stadium]神宮球場[/stadium]、[stadium]甲子園球場[/stadium]への出没率が高いです。
見かけた際は是非声をかけて頂けたら嬉しいです！

◆グラゼニ女子オフィシャルサイトも合わせてチェック！

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