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- 2011年夏の大会 第93回滋賀大会
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苦難を乗り越えた夏
1年前の自分だったら、ここにいることは想像がつかなかった。
「初めての夏の大会のマウンドだったので緊張すると思ったんですけれど、思ったより立ち上がりも良かったので何とか自分のペースで投げられました」。
試合後、エースの石田 光宏は汗をぬぐいながら微笑んだ。
初回は三者凡退と上々のスタートを切った。2回は2安打と犠打野選で満塁のピンチを作ってしまったが、冷静だった。迎えた8番の相手エース・庄司力也、9番の青木舜平を得意のスライダーで連続三振に斬って取り、ピンチを脱すと、以降は石田の独壇場だった。3回に短打を浴びて以降、4回から8回一死までは完璧に相手打線を封じ込んだ。終わってみれば、5安打1失点の無四球完投勝利。念願の夏の初勝利は、最後まで1人でマウンドを守り切った。
接戦覚悟だった多賀章仁監督は「(10年前の)甲子園で準優勝した時も、県大会の初戦は接戦でした。あの時は3-1だったけれど、3人の投手の継投でしたからね。特に石田は今まで色々大変な思いをしてきたから、こういう勝ち方が出来たのは本当に嬉しいですよ」と抑えきれない喜びを噛みしめていた。1年生の時から主戦として期待されていた石田。昨春も投手陣の柱の一角を担い、マウンドに立っていた。
ところが4月29日の春の県大会・準々決勝の綾羽戦で、本塁で捕手と衝突し、右ひざの骨を骨折。全治3カ月の重傷だった。2ヶ月半、練習どころか学校にも通学できず自宅療養を余儀なくされた。ケガがようやく治った11月23日。昨年の練習試合の終盤を迎えた箕面学園との試合で、今度は打球が顔に直撃するアクシデントに遭った。歯が5本折れ、出血が止まらない程の大事態になり、救急車で運ばれ歯をワイヤーで固定する緊急手術を受けた。
「1度目のケガでもエライ思いをしたのに、2度目の時は、さすがにこの子はこういう運命なんかって思ってしまったんですよ…」と、多賀監督は当時の苦しい胸の内を明かした。
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| 水口 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | ||||||
| 近江 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | X | 4 |
水口:庄司、小川-豊嶋
近江:石田-久保西
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