倉井 知哉選手 (春日部共栄)

倉井 知哉

球歴:春日部共栄

都道府県:埼玉

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:180.0 cm

体重:70.0 kg

学年:卒業

寸評

 旧チームから、スピードとキレはチーム一と言われていた投手で、MAXで140キロを越えると言われる大型左腕。   (第一印象)    夏の大会を見る限り、力でねじ伏せるというよりはコースについて打ち取るタイプという印象。その割にボールのバラつきもあり、実戦派にもなりきれていない気が致します。   (投球内容)    ランナーがいなくても、セットポジションから足をスッと高く引き上げます。球速は見た感じ130キロも出ていない感じでしたが、時折指にかかった時のボールには見るべきものがありました。変化球は、カーブとのコンビネーション。とりあえずストライクゾーンの枠の中に、ボールを投げ込むというアバウトなもの。クィックは、1.2秒前後。フィールディングも平均的で、特にそういったセンスや運動神経に特別なものは感じられません。   <長所>    グラブは最後まで体の近くにありますし、足の甲でも地面を押し付けられています。これならばコントロールが安定しそうなものですが、腕が外旋してブンと振って来る荒っぽいフォームでもあり、そのへんで球筋が安定しないのかもしれません。もう少し腕の軌道が、体の近くを通るようになると、ブレも少なくなるのではないのでしょうか。   <課題>    「着地」までの粘りがないので、打者としてはタイミングが合わせやすいフォーム。それでも「開き」はそれほど早くはないので、コースを突いていればそれほど痛手は喰らわないのではないのでしょうか。     もう少し上体や腕の振りを強くなると、もっとボールにキレや勢いが出てくるのではないのでしょうか。まだまだ大型の割に、筋力の弱さを感じます。
更新日時:2014.01.04

将来の可能性

 140キロを越えるような投手には見えませんでしたが、フォームが固まって来ると投球内容も随分と変わってきそう。肉体の完成度・経験不足な点もあり、素材型の域を脱していません。ただ体格にも恵まれておりますし癖のあるフォームではないので、まだまだ肉付きがよくなれば素直に伸びて来るのではないのでしょうか。一冬超えた成長に、ちょっと期待したい投手でした。
更新日時:2014.01.04

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