上條 将希選手 (市立川越)

上條 将希

球歴:市立川越

都道府県:埼玉

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:172.0 cm

体重:65.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2014年4月14日)  オフに左肩を痛めたこともあり、ここまで無理をさせずに調整をしてきた。本格的に投球を再開したのは3月から。その影響もあるのか、ストレートの球速は常時130キロ中盤で最速137キロ。140キロ台の速球だけを期待すると物足りないかもしれないが、球速以上に手元での伸びが素晴らしく、狙って空振りが奪える質の高いストレートを投げていた。初回に2奪三振を奪うと、そこから奪三振ラッシュ。2回には5番加藤、6番中村を空振り三振に奪い、3回にも1奪三振を奪い、3回まで5奪三振とハイペース。  4回は全て三振、更に5回は二死まで三振で、なんと3回二死から6者連続奪三振。5回まで11奪三振を奪う力投をみせた。特筆すべきは三振を奪っている球種はストレートということ。真っ向から振り下ろす投球フォームは打者にとってタイミングが取りづらく、そして強く縦に腕が振れるので、上條のストレートは回転数が高く、手元でも失速しないのだろう。この高めのストレートで坂戸打線から空振りの山を築いていった。  上条は、序盤こそ変化球のコントロールにバラつきがあったが、4回から変化球のコントロールが安定するようになり、テンポが良くなった。ストレートと縦横の2種類のスライダーでカウントを稼ぎ、追い込んでから高めに決める投球パターンで、空振り三振を積み重ねていた。130キロ台後半でも奪三振が奪える能力を証明したことは大きなアピールになったことだろう。  9回裏、上條はマウンドに登り、完投勝利。終わってみれば14奪三振の快投を見せた。
更新日時:2014.04.16

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