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- 2011年夏の大会 第93回佐賀大会
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苦難乗り越えつかんだ栄冠
第93回高等学校野球選手権佐賀大会は、24日決勝が行われ、唐津商が27年ぶりとなる甲子園への切符を手にした。
プロ注目のエース北方 悠誠擁する唐津商と4試合で32得点をたたき出した佐賀工との対戦となった決勝戦。
唐津商が2回一死から八番佐々木健のライト前ヒットから犠打で2進後、8番土井琢也がレフトオーバーの二塁打を放ち先制。4回にも佐々木健のセンター前から加点し、投げてはエース北方が佐賀工打線を2安打に抑え完封。
一方、佐賀工は初回、3回、5回、6回と唐津商走者を本塁でアウトにするなど、再三のピンチを守り、反撃をまった。
だが、打線が北方を捉えることができなかった。
先発平川 裕貴、4回から前日佐賀北戦に完投したエース石丸 将和を投入する必死の継投もみのらなかった。
◆苦難乗り越えつかんだ栄冠
グローブをつけた左手を胸の前に置き、右手を高々と天に一度あげてからセットポジションに入る唐津商エース北方 悠誠。
この試合、これまでにあまりなかったその仕草が目についた。
準々決勝佐賀西との延長15回再試合を含め、ここ5日間で4試合目の登板となる決勝佐賀工戦。これまで569球を投げ抜いてきたタフネス右腕にも、さすがに疲労が蓄積しているのか。そんな心配がよぎる気になる動きだった。
初回、2番石丸将和を3ボール1ストライクから歩かせると、犠打を挟み、四番重松郁哉にはストレートの四球を与えた。
野手がマウンドに集まる。
打席には、佐賀工のポイントゲッターで、この試合前まで打率8割を超えている平川裕貴を迎えた。
カーブ、スライダーで追い込むと最後は外角のフォークで空振りの三振に打ち取り、いきなり迎えたピンチをなんとか切り抜けた。
2回以降、件の仕草からセットポジションにはいると、テンポよく変化球をコーナーに決め、ストレートで佐賀工打線に封じ込める。
「力が抜けてリズム良く投げることが出来た。疲れもなく調子もよかった」(北方悠誠)。
その言葉とおり、2回、3回は4者連続三振。5回にも3者連続三振に打ち取り、計12奪三振、被安打はわずかに2。「これがいつもの北方ですよ」(唐津商吉原彰宏監督)という四死球は4。準々決勝佐賀西との24イニングで23四死球をだした姿はなく、変化球でリズムよくカウントを整え打者を追い込んでいく”大人のピッチング”を披露し、佐賀工を完封。北方の独壇場だった。
試合後「あれは、TVで福岡ソフトバンクホークスの杉内投手が肩の力をぬくためにやっているというのを見てやってたんですよ」と、右腕を上げる仕草の訳をマネージャーの原恒太が笑顔で教えてくれた。力が抜けリズムよく投げ込むピッチングには、そんなちょとっした北方悠誠の工夫もあった。
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| 佐賀工業 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||||
| 唐津商 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 2 |
佐賀工業:平川、石丸ー重松
唐津商:北方ー佐々木
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