2012年03月30日 阪神甲子園球場

健大高崎vs鳴門

2012年春の大会 第84回選抜高校野球大会 準々決勝
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さすらいの四国探題 寺下友徳

鳴門、センバツでの収穫と加わった「使命」

 今年で84回の歴史を数えるセンバツでも初めてとなる2試合連続延長サヨナラ勝ちを収め、学校としては1970年(昭和45年)の第42回大会でのベスト4以来、42年ぶりのセンバツ・ベスト8に進んだ鳴門。このベスト8は徳島県勢では夏を含めても2005年(第87回大会)の鳴門工(現:鳴門渦潮)以来7年ぶり、センバツに限れば2003年(平成15年)第75回大会の徳島商以来9年ぶりの快挙である。

さらに言えば四国勢が2勝をマークしたのは2008年(平成20年)センバツの明徳義塾以来4年ぶり。ベスト8以上は2007年(平成19年)第79回センバツの室戸(高知)、夏の第89回大会の今治西(愛媛)以来5年ぶり。鳴門はかつて「野球王国」の名をほしいままにしていた四国勢にとって、暗闇に一筋の光を灯してくれた救世主的存在となったのである。

しかし、多くの選手が昨夏の甲子園を経験している健大高崎の壁は厚かった。「健大高崎の足は警戒していたが、予想以上に速かった」(森脇稔監督)、「相手の足を気にしすぎてカーブが投げづらかった」(先発の小林直人・3年)、「厳しいボールを投げても当ててくる。こんな打線に当たったのははじめて。びっくりした」(日下 大輝捕手・2年)。試合後の弁が全てを物語る。

加えて公立校で唯一のベスト8という責任感も彼らにはマイナスに働いた。「チーム全体でやらなくてはいかん気持ちで臨んだ」(島田寿希斗中堅手)意気込みは気負いに変り、作新学院戦のようなのびのびとしたプレーは陰を潜めることに。7回表・頼みの後藤田 崇作(3年)が「まっすぐで攻めすぎて」5点を失ったとき、夢のベスト4は夢のままで終わった。

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健大高崎 【高校別データ】
鳴門 【高校別データ】
第84回選抜高等学校野球大会 【大会別データ】

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健大高崎がんばれ!野球小僧 2012.03.29
九州王者神村を苦しめたのは機動力。優勝候補にも通用した機動力を次戦でもみせてください!!

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