2011年11月03日 山梨県小瀬スポーツ公園野球場

作新学院vs高崎

2011年秋の大会 第64回秋季関東地区高等学校野球大会 準決勝

鶴田剛也(作新学院)

反撃を断ちきった機転

5対3で迎えた9回表、作新学院の攻撃。高崎の追い上げを断ち切る決定的な場面があった。
先頭の9番浅野壮也(2年)が初球を打ってショートゴロ。1番の石井 一成(2年)は三振に倒れた。
盛り上がる高崎ベンチとスタンド。差は2点。いつものように後半に相手投手を捕え始めた高崎サイドは当然3人で切って、裏の攻撃に繋げたかった。

打席はこの日2安打を放っている2番鶴田剛也(2年)。マウンドの高崎エース島田 智史(2年)が投じた初球、鶴田はバントの構えから走り出した。
打球は三塁線へ、処理に走ったピッチャーの島田が一塁へ投じるが、鶴田は余裕で駆け抜けて内野安打になった。
「バントは自分の判断。簡単に2死になったので、何とか出塁したかった。相手の追い上げは怖かった」と心境を話した鶴田のセーフティーバント成功。

『このまま3人で終わっては9回裏にどうなるかわからない』
そんな思いがこもったような機転だった。
場面は続く。打席は3番の髙山良介(2年)。1ボール1ストライクからの3球目、一塁走者の鶴田は「単独スチール。これも自分の判断」とスタートを切った。髙山はバットを振り抜き、打球は左中間を破る。鶴田は一気に本塁まで還ってきた。
結果的にエンドランが成功し、作新学院にとって9回表の貴重な追加点。
差が3点と広がり、恐れていた9回裏の守りは、エース大谷 樹弘(2年)が3人で打ち取ってゲームは終わった。

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