2011年11月02日 山梨県小瀬スポーツ公園野球場

作新学院vs横浜

2011年秋の大会 第64回秋季関東地区高等学校野球大会 準々決勝

横浜 相馬和磨投手(3回から二番手で登板)

痛かったエースのアクシデント

作新学院横浜。かつて甲子園で春夏連覇を達成した学校同士の対戦は、1点を争う熱戦になった。

1回表、作新学院は1番石井 一成の二塁打と2番鶴田剛也(ともに2年)のヒットでチャンスを作ると、3番髙山良介(2年)の犠牲フライで1点を先制。その裏、横浜は1番宍倉和磨のヒットと2番高橋亮謙(ともに2年)が四球出ると、走者を2、3塁として4番山内 達也(2年)がライト前に2点タイムリー。あっという間に逆転に成功した。

このように、激しく試合が動いた序盤。しかし2回裏、横浜の攻撃途中にアクシデントが起こった。
このイニング先頭の7番佐藤佑哉(2年)がフルカウントからの6球目をセンターに弾き返して出塁する。打順は8番ピッチャーの柳 裕也(2年)。マウンドの作新学院エース・大谷 樹弘(2年)が投げた初球。送りバントを仕掛けた柳の打球がファウルになった。

少し間をおいてから痛がり始めた柳。手袋を取った右手人指し指は血まみれになっていた。大谷の投げた球とバットの間に指がはさまれてのもの。すぐに治療に入るが、「指が裂けているような状況で、とても投げられる状態ではなかった」と渡辺元智監督は柳に代打を送ることを決めた。

柳の治療中、心配そうな表情の横浜ナイン。エースのアクシデントに慌て始めた。リリーフとしてグランドで準備を始めたのはライトを守る左腕の田原 啓吾(2年)。
だが、攻撃が2死となってグランドに出てきたのは背番号10の同じ左腕・相馬和磨(2年)だった。
攻撃が終わり、渡辺監督がマウンドに送ったのは相馬の方だった。「相馬は少し早いと思ったが・・・」と胸中を語った指揮官。でも、夏の甲子園を経験してきた相馬に託した。

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