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- 2011年秋の大会 第64回秋季東海地区高校野球県大会
- 愛工大名電vs三重

歓喜の瞬間・愛工大名電バッテリー
東海地区NO1投手の座をかけて・・・
三重・三浦 浩太郎と愛工大名電・濱田 達郎(ともに2年)。準決勝で完投した両チームのエースが、決勝もマウンドに上がった。
『東海地区NO1投手』の座をかけたエース同士の投げ合い。制したのは左腕の濱田だった。
最速146キロを誇る直球を主体にグイグイと押すピッチングが持ち味の濱田。でもこの決勝では、これまでのスタイルから一変。特に試合前半では、変化球主体で打たせて取るピッチング。雨でぬかるんだこの日のグランド状況、それに連投ということも加味して、「自分で決めました」と濱田はこのピッチングスタイルについて説明してくれた。適度に力を抜いたことも作用して、力みなくスイスイと投げ込んでいく濱田。この変貌に、三重打線戸惑う。2回の7番三浦から、4回の2番北出和摩(1年)にかけて5者連続で三振。しかも空振りでのものだったことが、戸惑いを示している。
打たせて取るピッチングのつもりが、結果的に三振に繋がった濱田のピッチング。終盤は一転して直球を主体に投げ込むようになった。スピードガン表示が出る長良川球場のスコアボードが140キロ台を連発する。9回にすっぽ抜けたスライダーが甘くなって三塁打を浴びたものの、点差が2だったこともあり、『1点は構わない』と割り切って投げた。結果内野ゴロの間に1点差とされたが、最後は6番小林大輝(2年)を直球で空振り三振に切り、『東海地区NO1』投手の称号を手にした。
「濱田を中心に守ることができた」と讃えた倉野光生監督。その濱田は、「東海大会で優勝できて自信になった」と満面の笑みで答えた。
変化球主体で相手打線に考えさせて、終盤は直球を多く投げ込む。いつも、いつも直球だけで抑えられるものではないのだから、このピッチングスタイルで勝つことができたのは、濱田にとってもの凄く大きい体験になっただろう。「(変化球が抜けて)甘くなるのは」と課題もはっきりと口にした。
自分で考えてその都度状況に応じたピッチングができる濱田。神宮大会でも新たな可能性を求めたピッチングスタイルを期待したい。


































