2011年10月22日 臼杵市民球場

宮崎西vs自由ケ丘

2011年秋の大会 第129回九州地区高校野球大会 2回戦
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決勝のホームを踏む渡邉(宮崎西)

発想の転換

最後の打者をショートライナーに打ち取ると、歓声に包まれたエース戸高 達郎が、捕手の原田 大暉に駆け寄り抱き合った。九州大会初出場の宮崎西(宮崎2位)が、強豪の自由ケ丘(福岡1位)を破り、ベスト8に名乗りを上げた。

宮崎西は、初回に4番・原田の左中間への適時打で先制。さらに3回と5回にも原田が打点を稼ぎ、点を積み重ねていくが、試合巧者の自由ケ丘がじわじわと追い上げる試合展開。そして自由ケ丘は、9回裏に8番・本田 剛士がセンターへ犠飛を放ち、土壇場で試合を振り出しにした。

宮崎西は、九州大会初出場ということから、土壇場に追いつかれることで動揺を隠せないのではないかと思われた。

だが、そんなこととは裏腹に宮崎西には“発想の転換”というプラス材料があった。9回に追いつかれたことについて、宮崎西の兒玉正剛監督は、選手にこう話していたのである。

「追いつかれたわけでない。強豪の自由ケ丘さんといいゲームが出来ている。粘れているのだから切り替えていこう」

そして延長11回表、宮崎西は敵失で出塁した渡邉 隆太郎を二塁に置き、1番・岡元泰斗が打席に入った。「下位が繋いでくれたので、自分も繋ごうと思っていた」。初球の真ん中ストレートを強振し「打った瞬間に越えたと思った」。打球はぐんぐんと伸び、中堅手の頭上を越え、これが決勝の三塁打となった。

延長11回を投げ抜いたエース戸高の粘投、最近当たっていなかった4番・原田の3打点、1安打ながら徹底してゴロを打って得点に絡んだ9番・渡邉、そして決勝打を放った岡元といい、“発想の転換”でいい方向へと導こうとした指揮官に対し、各選手が束になって応えた結果ではないか。
だからこそ、フレッシュな初出場初勝利-。
今大会の宮崎西は、一戦一戦、戦うのが楽しくてたまらないようにみえる。

(文=編集部:アストロ)

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