- トップ
- 試合記事一覧(大会別)
- 2011年夏の大会 第93回全国高校野球選手権大会
- 健大高崎vs今治西
送りバントを考える
「ランナーが一塁に出ると、高校野球は100%に近い形で送りバントをしてくる。だから、バント練習をしないなんて、考えられない」といったのは、昨夏覇者の興南・我喜屋優監督である。
実は、この夏の予選から、「送りバントは必要なのか」といテーマで試合を見ている。
高校野球では当たり前となっている送りバントが、実は試合の流れを止めているのではないかという疑念を投げかけながら試合を見ているのだ。
2011年夏開幕試合は、その視点から見ると、非常に参考になる試合だった。
まず、先制した健大高崎の先制は送りバントからだった。
先頭の3番・竹内が四球で出塁、続く4番・門村が左翼前安打で好機を拡大すると、5番・内田が犠打を成功。1死・2、3塁の局面を作る。続く・6番・柳沢がスクイズを決めると、これが2ランスクイズとなり、健大高崎が2点を先制。
送りバントは見事な作戦になった。4回にも1点を加え、健大高崎は3-0とリードした。
ところが、4回裏、今治西が反撃。
1死から3番・合田が中前安打で出塁すると、5連打を集めて、一気に4点を奪って逆転したのだ。送りバントなしの畳みかける見事な攻撃だった。8番・矢野敦のところで犠打を挟んで、2連打でさらに1点を追加したが、底に至るまでの攻撃では、バントにこだわらなくても得点が入るんだという象徴的なシーンだった。
そこからの両者の攻撃が面白い。
2点ビハインドとなった健大高崎は送りバントを使わず、今治西はバントを使った。劣勢なチームが積極的に攻め、優位な立場にある方が慎重な攻めをする。当然の戦略だが、両者1点ずつを取りあっただけで、試合終盤を迎えることになっていた。
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 健大高崎 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 7 | ||||||
| 今治西 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 6 |
健大高崎:星野,三木,片貝 ― 長坂
今治西:林,中西,矢野敦 ― 伊藤

















