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- 2011年春の大会 平成23年度春季近畿地区高校野球大会
- 天理vs大商大堺

"天理が昨秋に続いて近畿大会を制した"
エースが完投能力を見せつけた意味
地元テレビ局のインタビューに応える、西口 輔の言葉に実感がこもる。
「今大会は2試合も完投できた。それが一番大きい」。
天理が昨秋に続いて近畿大会を制した。エースの西口が9安打を打たれながらも、2失点にとどめ完投。打線が延長10回裏、吉田の適時打によりサヨナラ勝ちした。
西口が言葉に実感を込めたのも、無理はない。
高校入学後から今大会にはいるまで、西口は公式戦の完投(9イニング)がなかったのだ。2年生左腕の中谷、あるいは、本格派右腕の大西や今井ら複数投手制を敷くチームの中にあって、最後までマウンドを任されることがなかったのだ。2番手として起用が多かった旧チームでなら、割り切れる部分もあっただろうが、「完投のないエース」は、常に悔しさを持っていたのだ。
試合は1回表、大阪商大堺が西口の立ち上がりを攻める。先頭の角井がストレートを狙い打って出塁、相手のミスも重なって、4番・岡尾の二塁ゴロの間に生還した。同点直後の5回表には、先頭の竹内が四球で出塁、二死1、2塁から4番・岡尾が適時打を放った。























