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- 2010年秋の大会 第41回明治神宮野球大会
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釜田(金沢)
豪腕釜田・神宮初舞台
神宮に剛腕が登場した。釜田 佳直(右/右 177センチ72キロ)。
マックス152キロを投げる剛腕投手である。高校2年時に150キロをマークしていた釜田。
高校生だからまだ粗はあるだろう。しかしこの時期で150キロを投げるスピードスターは魅力的だ。
ネット裏には多くのスカウト、ファンが彼の投球を見ようと詰めかけていた。
結果は3-0の敗北である。
しかし彼は前評判通りの投球を見せてくれた。
斎藤佑樹のように軸足に体重を乗せて、スリークォーター気味に投げ込む直球は常時145キロ前後・マックス150キロを計測。
初回に150キロを計測した。それ以降も140~147キロをコンスタントに計測。高校2年秋でコンスタントに140キロ後半を計測する馬力は素晴らしい。
尚且つ両サイド・低目へ投げ分ける制球力も併せ持っている。
しかし角度がないのか140キロ台後半のストレートを東北打線に振り抜かれているのが目に付いた。
そのため被安打は多くなってしまう投手なのだが、粘り強い投球を見せているのは低目への制球力が生きているといえる。
変化球は135キロ前後の高速スライダー、120キロ前後のチェンジアップ、115キロ前後のカーブを投げていく。スライダーの切れは中々なもの。
チェンジアップは落差があり、空振りを奪える。ただこの日のカーブは結構高めに浮くことが多かった。
クイックは1.05秒~1.15秒前後と非常に素早いクイックを見せており、フィールディングも良いし、ベースカバーも軽快。投球以外の面も鍛えられている。
過去に神宮大会で150キロをマークした高校生は記憶にない。
ただ彼のストレートは分かっていても空振りしてしまう圧倒的なストレートでは、まだない。
だから150キロ右腕という称号を鵜呑みにして、捻じ伏せるような投球は期待しないほうが良い。
本人はそれを重々理解しているし、ストレートを見せ球にして、変化球を交えた投球が出来ている。
それでも怖いのは150キロの罠だ。選抜ではメディアから150キロ右腕として注目を浴びることになるだろう。
その期待にこたえようとしてスピード重視の投球に拘って彼の良さである粘り強い投球を忘れてしまうことである。
あとは150キロのストレートを速く見せるためにフォームの工夫・配球の工夫だけだ。
神宮ではストレートのスピードで観客を沸かせた。甲子園では勝てる投球で観客を沸かせてほしい。
































