レポート


2010年06月14日 岩手県営球場

聖光学院(福島1位)vs仙台育英(宮城1位)

2010年春の大会 第57回春季東北大会 決勝

(東北大会:聖学院vs仙台育英)


聖光学院東北大会初制覇

東北大会決勝は、6-3で聖光学院が制した。福島県の代表として近年、甲子園常連校になっているが、東北大会を制したのは、春秋通じて初だ。

試合は仙台育英が先攻で先発は田中一也(3年)。後攻の聖光学院は芳賀智哉(2年)が先発した。
1回表、仙台育英は1番・三瓶将大(3年)がセンター前ヒットで出塁。2番・日野聡明(3年)犠打で1死2塁。3番・佐藤貴規(3年)への3球目が暴投となり、三瓶は三塁へ進塁。佐藤貴は三振に倒れたが、2死3塁で4番・井上信志(3年)がレフト前へ先制タイムリーを放った。
 その裏、聖光学院はすぐさま反撃。1番・村島大輔(3年)が三塁線へ二塁打を放ち、2番・根本康一(3年)の3球目で見事な三盗を決めた。根本は4球目をたたき、その打球を仙台育英のファースト・木村謙吾(3年)がはじいた。聖光学院同点。その後、得点にはいたらなかったが、3番・三瓶央貴(3年)がピッチャーとファーストの間にバントヒットを決めるなど攻め続けた。

2回裏には前日、公式戦初本塁打を放った7番・斎藤英哉が二遊間へ内野安打。8番・板倉皓太(3年)犠打で1死2塁。8番・芳賀はピッチャーゴロに倒れたが、村島がセンター左へタイムリー三塁打で勝ち越しに成功した。

その後、3、4回と両者三者凡退。5回表、仙台育英は走者を三塁まで進めたが得点にはいたらず。5回裏、聖光学院も三瓶がヒットを放ち、田中を降板させたが、勝ち越すことはできず、聖光学院が1点リードのままグラウンド整備が入った。そして始まった6回表。仙台育英は、この回先頭の佐藤貴がライトへ公式戦3本目となるソロ本塁打を放ち同点に追いついた。これで仙台育英が勢いづくかと思われたが、7回裏、聖光学院が一挙4点を挙げ突き放した。

1死から村島がライト前にポトリと落ちるヒットで出ると、仙台育英の守備の乱れもあり、盗塁でチャンスを広げた。根本がレフト前で続き、無死1、3塁。打席の三瓶へ聖光学院ベンチが出したサインはスクイズ。しかし、三瓶はバットに当てることができず。三本間の半分まで出た村島は挟まれる、はずが、間一髪で三塁セーフ。無死2、3塁でスクイズ失敗の三瓶は5球目を振りぬき、打球はライト線へポトリ。2人が還り、勝ち越した。さらに、4番・遠藤雅洋(2年)犠打、5番・山口宏希(3年)死球で1死1、2塁。6番・星祐太郎(3年)の打球は、仙台育英のレフトに入っていた田中、センターの佐藤貴が飛びついたが、その間を転がり、2人がホームイン。仙台育英は悪い流れを断ち切ることができず、大量リードを許した。

9回表、田中が執念のアーチをかけたが、最後は同点ソロを放った佐藤貴が力ないショートフライ打ち上げ、ゲームセット。聖光学院が初優勝を飾った。

(文=高橋昌江)


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