レポート


2010年05月17日 ひたちなか市民球場 

浦和学院(埼玉2位)vs日川(山梨1位)

2010年春の大会 第62回春季関東地区高校野球大会 準々決勝

浦和学院ニューバージョン

関東大会限定バージョンユニホームで快進撃の浦和学院

 昨年この大会を制した浦和学院だが、この大会限定ということで新ユニホームで登場している。
これは、昨年末埼玉選抜を率いた森士監督が、その時使用したジャパン代表デザインのユニホームを気に入って今大会だけ採用してみようということになったからだ。「自分も来ているんですけれど、最初はベンチでいても変な感じで、別のチームみたいに感じていました。3試合目でようやく慣れてきた感じですかね」と言っていたが、結局このユニホームでここまで負け知らずということになる。
もっとも、夏の大会は「私の恩師でもある前任の監督さんの思いの詰まったユニホームですから、そんなに簡単には替えられません」ということで、従来の「URAGAKU」のユニホームで出場するという。それにしても、浦和学院くらいに知名度のあるところが、セカンドユニホーム的に新デザインを着用するということに驚かされた。

 一方、32年ぶりの関東大会出場となった 日川 。全国に先駆けて公立校で体育科を設置した学校でもあったが、伝統ある進学校である。マイナーチェンジこそしているが、白のアンダーシャツで胸に「HIKAWA」のスタイルは変わらない。これも、伝統を背負っているということがいえよう。
ユニホームの話題はそれくらいにして、この試合の内容である。

 浦和学院は昨年もこの大会で投げている、背番号3の萩原大投手が先発したが、昨年から投げ方が大きく変わって左のサイドハンドになっていた。森監督によると、「今までの投げ方だと、左投手の割に左打者に打たれるということが多かったんですよ。それで、いろいろ工夫して少し手を下げてみたら、これがうまくはまったみたいでやっと落ち着いたんです。投球度胸とか、マウンドさばきとかは本来持っている投手ですから」ということである。ただ、本来であれば、9点リーとした7回表そのままぴしゃりと押さえてほしかったというのが本音だろう。

 浦和学院は初回、1番石田がいきなり右線二塁打して出ると、バント野選で進み2死後押し出しで先制。六番石橋の犠飛で2点目が入る。1点差となった3回には無死満塁から犠飛と、さらに満塁から八番沼田の三塁打で走者一掃。4回は四番原のタイムリー、6回は三番星の右中間三塁打などで3点を加えて突き放した。

 日川 の先発、下手投げの古屋は何とかかわそうとして投げていたが、少し甘いと浦和学院打線に持っていかれた。海風が強いひたちなか市民球場で、投手にとってフォローとなるのだが、下手投げでそれほど球の速くない古屋にとっては投げ辛かったのかもしれない。制球にも乱れがあったが、間合いも長くテンポもよくなかった。 6回途中からリリーフした古宿も、抑えきれなかった。
日川 は大量点を失って、結果的にはコールドゲームとなったが、7回に奥脇、比志の安打などで3点を返して一矢を報いた。

 

(写真・文=手束仁


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