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- 2009年秋の大会 第125回九州地区高校野球大会
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嘉手納vs 佐世保実業

池原有投手(嘉手納)
初出場・嘉手納、佐世保実の反撃を振り切り準決勝進出!
立ち上がり、3番を打つエース・池本有(2年)の一発で先制した嘉手納。「球場でホームランを打ったのは野球人生で初めて。あれで気分が良くなりました」と話す通り、ピッチングは実にリズミカルだった。直球に、外角へのスライダー、さらにはスローカーブと持ち味が冴えまくった。満塁のピンチを作った3回と5回も相手打者を見逃し三振と手を出させない。
追加点のほしい打線は7回に8番糸数祐樹(1年)が2ランとなるランニング本塁打。8回にも池原自身のタイムリーなどで2点を追加し、リードは5点に開いた。
しかし9回、完封間近のエースが突如乱れる。4連打をきっかけに1点差まで詰め寄られ、なおも2死2塁。だが一打同点のピンチにもベンチは伝令を送らず内野が集まるだけ。「捕手の眞謝(博哉=2年)がしっかりとリードをしているのでこのチームでは伝令を送ったことがない。今日もその流れを変えたくなかった」と眞玉橋元博監督はその真意を話してくれた。
眞謝主将を中心とした輪が解けた嘉手納ナイン。ギアを入れ替えたエースは主将のミットを目掛けて思い切り投げ込んだ。打者の福島茂(1年)は手が出ずに見逃し三振。その瞬間、池本は大きな雄叫びを上げて、眞謝と抱き合った。
「バックを信じて投げるだけでした。守り勝ちです」とエースは笑顔。初出場の九州大会で4強に残り、選抜出場へ大きく前進した。
「県大会が終わってから、興南 の我喜屋監督と一緒に甲子園に出ましょうと話していましたから」と眞玉橋監督はホッとした表情で話した。この日第2試合で勝利した興南 とともに沖縄勢2校とも4強入り、初のアベック出場の機運も高まってきた。
第2試合終了後に興南 ・島袋洋奨投手と「お互いあと一つ」と言葉を交わした嘉手納ナイン。見据える先は新たな沖縄高校野球の歴史だ。
(文=松倉雄太)











































