2009年10月25日 どらやきドラマチックパーク野球場

関西vs柳井学園

2009年秋の大会 第113回中国地区高校野球大会 1回戦

堅田投手(関西)


関西の1年生左腕が好投。明日のライバル対決へ弾み

 秋季中国大会2日目、1回戦4試合が行われた。3年ぶりのセンバツを狙う関西は、エース・堅田裕太(1年)が1安打と好投を見せた。
一方の 柳井学園 は3失策と自滅。この結果、鳥取県勢と山口県勢は全て1回戦で姿を消した。

 入学直後からマウンド経験豊富な堅田。174センチの左腕からキレの鋭いスライダー、カーブなどをコーナーに投げ分ける。生命線は左打者へのスライダー。この日奪った7三振のうち半分以上が左打者だった。02年にセンバツベスト4へ進出した、左腕・宮本賢(早大-日本ハム)を彷彿させる。

 不安定になったのは1度だけ。2点の援護をもらった2回、2四球と味方の失策で同点に追いつかれた。江浦滋泰監督は「だいぶ直ったほうですが表情に出てしまうところがまだある」と、課題を口にする。当の本人も「点が入って浮かれていたかもしれない」と反省の表情だ。すかさず女房役の植田弘樹(2年)が駆け寄り、1年生のメンタルをコントロール。植田は新チームから捕手へコンバートされたばかり。それでも「配球も引っ張っていくのも楽しい」と、捕手としての才能を開花させつつある。

 バッテリーは点差が広がった後半、スクリューボールを試した。岡山県大会後に覚えたばかりの新球。右打者にライン寄りに立たれることが多く、それを回避するためだ。投げたのは4球だけ。スタンドには明日対戦予定のライバル・ 岡山理大付 が偵察していたからだ。
 岡山理大付 とは県大会準決勝で対戦済みで、関西が11-0でコールド勝ちをおさめている。「出来すぎた試合展開でした。あれはなかったことにして、明日も向かっていくだけです」(堅田)。同県同士のライバル対決に闘志を燃やしていた。

(文=矢島彩


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