2017年11月13日 明治神宮野球場

日本体育大vs九州共立大

2017年 第48回明治神宮野球大会 大学の部 準々決勝
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小関順二が徹底分析 ストップウォッチレポート

来年ドラフト上位候補が続々登場!タイブレークの末、日本体育大が勝利



日体大バッテリー

 来年のドラフト〝上位″候補が続々と登場して一時も目の離せない好試合となった。まず両校の先発投手、日本体育大の松本 航(3年)と九州共立大の島内 颯太郎(3年)がよかった。松本は最速145キロのストレートに130キロ台前半の真横にスライドするスライダーとそれとは逆方向に鋭く変化するツーシームで左右に揺さぶり、時折混ぜる100キロ前後の縦割れカーブで緩急を作りという具合に打者にまったくスキを与えなかった。

 島内はタイプとしては松本と正反対だ。投げ始めからボールがキャッチャーミットに収まるまでの投球タイムは松本が2.5秒前後なのに対し、島内は1.5~1.6秒。打者のタイミングを見ながら投げる木村に対して島内は自らの球威と変化球のキレだけに目を向けて投げる。松本のほうが大人のピッチングと言っていいが、ストレートの最速は147キロの島内が上回り、縦に割れるスライダーとチェンジアップ、さらに130キロ台前半で鋭く落ちるフォークボールなど変化球のキレは島内がわずかに上回っていた。

 この明治神宮大会は指名打者制が採られていないためチャンスの場面で投手に打順がくると「えっ?」と声が上がるような代打が送られることがある。島内が5回限りで降板したのも5回裏に代打を送られたためで、それまで被安打1、与四死球各1のエースの降板は納得がいかなかった。6回以降に登板する九州共立大のリリーフ陣はいずれも島内のほどの球威がなく、松本のあとに東妻 勇輔(3年)が控える日本体育大投手陣にくらべると安定感で差があった。それならば投球内容もよかった島内を出来る限り後半まで引っ張る作戦があってもよかったのでないか。

 得点スコアは日本体育大が2回に1点、九州共立大が6回に1点入れて、あとはゼロが並ぶ投手戦に持ち込まれた。打者がよくなかったわけではない。日本体育大は1番上西 嵐満(2年・中堅手)の俊足、4番髙垣 鋭次(1年・三塁手)の強打、九州共立大は名城大戦で2本のホームランを放った片山 勢三(4年・一塁手)、同じく名城大戦でホームランと三塁打を放った平良 竜哉(1年・三塁手)などのプレーに目を奪われ、松本や島内との対決には結果を気にせず、力勝負に目を奪われた。

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