2017年10月30日 高知市営球場(高知市総合運動場 野球場)

高知vs鳴門渦潮

2017年秋の大会 第70回秋季四国地区高等学校野球大会 1回戦
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さすらいの四国探題 寺下友徳

高知「経験値」フル活用で鳴門渦潮を4安打完封!



9回裏二死満塁を切り抜け4安打完封した高知・中屋 友那(2年)

 高知が奪った得点は4回表無死満塁からと、9回表一死三塁から 「結果を気にせず攻めていこうと思った」6番・谷岡 享玲(2年・左翼手・右投左打・170センチ76キロ・宿毛市立宿毛中出身)が放った適時打2本のみ。ただ、内容を観れば高知の快勝と言ってよい内容だった。その原動力となったのは2014年「BFA U-15アジア選手権」で侍ジャパンU-15代表経験を持つエース・中屋 友那(2年・右投左打・179センチ71キロ・高知中出身)の経験値に基づいた投球術である。

「中学全国大会の方が緊張していたし、高知県大会では自分たちにプレッシャーがかかった状態で試合をしている。だから対等意識のあった今日の方が楽に投げられた」と中屋。さらに中屋、島内 優成(2年主将・捕手・右投右打・172センチ67キロ)の高知中出身バッテリーは四国大会バージョンの配球も周到に用意していた。

 この日、130キロ前後のストレートと同時に「右打者、左打者問わず使った」(中屋)のは、右打者ならば内角へのカットボール・外角へのスライダーのコンビネーション。鳴門渦潮・森 恭仁監督は試合後「選手たちには身体に近いボールを振って、遠いボールは捨てていこうと話をしたが、結果は逆になってしまった」とため息をついたが、その内実はバッテリーの狙い通り。9回裏は2安打を喫し二死満塁とされるるも最後は6番・鈴江 竜飛(2年・170センチ60キロ・右投右打・徳島ホークス<ヤングリーグ>出身)を左飛に仕留め、4安打完封。128球・5奪三振・4四死球のナイスピッチであった。

 対する鳴門渦潮は先発の右スリークォーターは鈴江が甲子園・日本文理<新潟>戦で快刀乱麻の源となったパーム「甲子園以降状態が上がらず」スライダーを軸にせざるを得ない苦しい投球。結果的には何とか2失点で乗り切ったが、手元で動く球への打線の対応力含め、成長への宿題を与えられた格好となった。

(レポート=寺下 友徳

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