2017年09月05日 central

アメリカvsキューバ

第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ 1st ラウンド グループB
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

アメリカ、150キロトリオの投手リレーで、キューバに完勝



150キロ級の速球を投げ込むクマ―ロッカー(アメリカ)

 アメリカvsキューバのビッグカード。ネット裏も、一塁側、三塁側も観客でズラリと埋まった。この一戦、日本にとっても重要で、アメリカが勝てば自動的に日本は2位通過となる。キューバが勝つと4勝1敗で3チームが並ぶ形となる。またAグループ全勝通過の韓国は首脳陣、選手共に偵察に訪れていた。

 試合はアメリカの総合力の高さ。特に投手力の高さを見せつけた試合となった。

 アメリカの先発は、 WILCOX Mitchelは192センチ99キロの剛腕。ストレートはコンスタントに145キロ~150キロ。1イニングに1球、2球は150キロを計測しており、まさにモノが違う。138キロを計測したカッターのキレ味も鋭く、数年後にはマイナーや3Aでプレーして、MLBで投げてもおかしくない投手だ。しかし制球力が悪く、2回表、一死満塁から犠飛でキューバが1点を先制する。日本はこのようにしっかりとボールを見極めていけば、チャンスはるかもしれない。

 しかし、Mitchelはしっかりと立て直した。3回以降は、146キロ前後に球速を落とし、制球力重視の投球。スライダーの割合を増やし、キューバ打線に狙い球を絞らせなかった。4回以降は3ボールから追い込んでから最後は148キロのストレートで三振に打ち取るなど、全くレベルが違う。

 一方、キューバの先発・PEREZ REYESは駆け引きで勝負する左腕。球速は常時130キロ~135キロだが、両サイドへのコントロールが安定しており、さらに横に鋭く切れるスライダー、チェンジアップの精度も高く、全体的に低めに集めようとする意図が見える。マウンド捌きを見ても、実戦的な投手だといえる。

 だが2回裏、6番DELGADO Raynelの右前安打でチャンスを作り、7番ケサスの左飛で二塁へ。二死二塁から9番THOMAS Alek Sebastianのタイムリーで1点を先制する。

 さらに3回裏には、 二死一、二塁から6番DELGADO Raynelが2安打目とある左前安打と相手の敵失で二者生還し、3対1と点差を広げる。DELGADO Raynelはコンパクトなスイングから右、左へ打ち分ける右の三塁手。コンタクト能力が非常に高く、打球も速い。また三塁守備が実にうまく、ベース際への打球処理は秀逸、さらに強肩。相当なレベル。

 4回裏もチャンスをしっかりと作り、二死満塁から5番 MC NAIR SEIGLER Anthony Wendallが、痛烈な安打を放ち、二者生還。5対1と点差を広げる。5回裏も、二死二塁から9番の適時打で、6対1と点差を広げ、その後も点を追加し、8対1とした。

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