2017年09月05日 Port Arthur Stadium

日本vs南アフリカ

第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ 1st ラウンド グループB
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

清宮110号飛び出すなど、上昇の兆し 南アフリカを7回コールド勝ち!



大会第1号を放った清宮幸太郎(早稲田実業)

 日本は南アフリカ代表と対戦。スーパーラウンド進出につながる試合にしていきたいところだ。先発・三浦 銀二(福岡大大濠)は、安定感抜群の投球。美しいフォームから繰り出すストレートは常時140キロ~142キロを計測。ストレートの質は非常に素晴らしい。125キロ前後のスライダーの質も高く、世界になると140キロ~145キロの投手が出てくるが、まさに三浦はフォーシームピッチャー。手元でぐっと伸びてくるストレートは素晴らしい。三浦は「サンダーベイのマウンドは硬くて、自分の投球フォームに合っている」と話すように、硬いマウンドによりしっかりと地面を噛むことができているようで、それが安定した球筋で投げられる秘訣となっているようだ。

 試合の流れをつかんだのは、日本。2回裏、増田 珠横浜)の犠飛で1点を先制すると、3回裏には、打者11人の攻めで、一挙、6点を入れ、4回裏には清宮 幸太郎早稲田実業)が大会第1号となる本塁打で1点を追加し、8対0とした。清宮は少しずつ自分の打撃に手応えを感じているようで、「本塁に戻ってきた後、みんなが『遅いよ!』『ようやくだね』と喜んでくれたのが本当にうれしかった」と初本塁打の喜びをかみしめている様子だった。5回裏には小園のタイムリー、バッテリーミスでで10対0とした。6回裏も相手のミスに乗じて1点を追加して、12対0と点差を広げた。

 7回表、6回途中から投げている清水 達也花咲徳栄)が引きつづき登板。今日の清水は、ようやく甲子園のピッチングに戻ったと思わせる投球であった。アーム式の独特のフォームだが、今日の清水はフォームにリズムがある。そうなると腕の振りも良くなる。常時140キロ~145キロ前後のストレートと落差あるスプリットが冴えわたっており、最後はこの日最速となる148キロのストレートで空振り三振。高めへ決まるストレートは、甲子園の時よりも回転数が高く、思わず振ってしまうぐらい勢いがあった。強豪国相手にどんなピッチングを見せるのか?思わず楽しみになるピッチングだった。

 試合後、小枝守監督は、

「選手起用については、急造のチームですが、仲良しクラブでなく、本気で言い合えるチームになれていると思います。スーパーラウンドでは、各々の役割をもって、戦っていきたいと思います」

チームの結束が高まっていることを実感。清宮はスーパーラウンドへ向けてこう話した。
「最初のラウンドを終えて、みんな漠然としていたものが、明確になってきたと思いますし、自分はしっかりと引っ張っていきたいと思います」というコメントにあるように、最後を締めた清水も

 「世界一まで手の届くところまで来ていると思います。自分はピッチングに貢献して、世界一になりたいですね」と選手たちも世界一が近づいてきていると実感している。さらに近づくにはスーパーラウンドで勝ち続けるしかない。

 多くの選手が状態を上げてきた。スーパーラウンドは接戦が続くだろう。だが、予想と上回る戦いを続けることが、世界一へ近づくカギとなる。次戦以降、驚くようなパフォーマンスを見せるのはどの選手になるのか、注目をしていきたい。

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