2017年08月25日 千葉工大グラウンド

侍ジャパンU-18代表vs千葉工大

第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ 練習試合
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

清宮、安田のKY砲が別格の本塁打攻勢!21安打17得点の大勝!



本塁打を打った清宮幸太郎(早稲田実業)

 U-18代表が初陣を迎えた。相手は千葉工大。千葉工大相手に打力で圧倒。とても高校生とは思えないほどの打撃であった。1回裏、無得点に終わったが、2番伊藤 康祐中京大中京)が左中間へ長打。千葉工大の先発・小菅 圭祐(4年・土浦日大)に屈しない打撃を見せた。

 そして2回裏、一死一、二塁で打席に立ったのは8番井上 大成日大三)。井上が、センターへの二塁打を放ち、2点を先制する。9番小園 海斗報徳学園)もレフト前安打で続き、3対0と3点を先制している。この2人が8番、9番にいる打線は恐ろしすぎる。

 先発・山下 輝木更津総合)の仕上がりはかなり良かった。重量感たっぷりの140キロ台に「ストレートは、甲子園よりも全然良かった。千葉工大打線を全く相手にせず、3回無失点無安打。スライダー、カーブのキレも良く、久しぶりにピッチングが連動していた山下の姿を見た。コンディショニングの状態はかなりよさそうで、このまま状態を高めていってほしい。

 さらに3回裏には、安田 尚憲履正社)がライト上段フェンスに直撃する特大2ランで5対0。4回裏には、小園の適時二塁打で1点を追加する。

 しかし5回表、2番手で登板した三浦 銀二福岡大大濠)が打ち込まれ2失点。ベンチに戻ると、主将の清宮 幸太郎早稲田実業)が「2点とられたけど、これから取り返そう!」とナインへ劇を飛ばす。そして清宮も声だけではなく、打撃でもチームをひっぱった。2番手・佐々木 颯(1年・足立学園)から高めのスライダーを逃さず、ライトスタンドを越え場外へ消える高校通算108号本塁打は大きな2ラン。この2ランで勢いづいた日本代表は、藤原 恭大大阪桐蔭)の走者一掃の適時三塁打、2番伊藤の適時打、3番櫻井 周斗(日大三)にも右前適時打が飛び出すなど、一挙7点を入れた。

しかし6回表、三浦が1点を失う。三浦はストレートのキレ、勢い自体は全く悪くなく、スライダーの切れ、カーブの精度も悪くなかったが、実戦からかなり離れていたということもあったのか?ピッチング面の繊細さが欠いた。まだ本番まで時間がある。ぜひ復調してほしい。

 だが、6回裏、安田が打った瞬間、本塁打と分かったのか、ゆっくりと打球の行方を見ながら歩いていき、打球は場外へ消える本塁打となった。その後、打線の勢いは止まらず、14点を入れた。

 7回表からDHから櫻井が登板。櫻井はこの試合で長打、適時打を打ってから、マウンドに登れるのだから頼もしい限り。櫻井はエラーが絡んで一死三塁から犠飛で1点を失うが、それでも3イニング6奪三振の快投を披露。別格のピッチング。速球は威力があり、消えるような縦スライダーも健在。ボールの走りは良いので、あとは実戦感覚を掴んでいく中で、コントロールも安定することだろう。

 試合は17対4で勝利。毎回21安打を記録したように、多くの選手が木製バットには完全に対応しており、内容の良さは過去数年と比べてもかなり良い。惜しむらくは、過去2年続いた大学JAPANとの試合がないことである。それにしても安田・清宮の2人は、別格。高校生レベルを超え、プロレベルの選手だと実感させられた千葉工大戦だった。

(文=河嶋 宗一

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