2017年06月11日 石巻市民球場

仙台育英vs東北

2017年春の大会 第64回(平成29年度春季)東北地区高等学校野球大会 準決勝
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

宮城のライバル校対決は「後半の粘り強さ」が試合を分ける結果に



杉澤龍(東北)

 東北vs仙台育英。宮城を代表する強豪校同士の一戦が東北大会準決勝で実現。石巻市民球場の内野席は満員。外野席も埋まっている状況であった。石巻は仙台から車で1時間ほどの距離にあり、さらに球場自体も最寄駅の石巻駅からかなり離れた場所にあり、アクセスは良いとはいえない場所だが、それでもこれほどの客が集まるのだから、相当関心が高いことがうかがえる。

 両校はこの春、地区予選でも対戦しており、このときは12対6で仙台育英が制しているが、この試合は東北が優勢に試合を進めた展開となった。

 まず1回表、東北は一死から2番杉澤 龍(2年)が右前安打で出塁。さらに3番野田陸翔(3年)が左前安打。杉澤は三塁に陥れると、野田も二塁へ進塁。そして4番布施 東壱(3年)の適時打で二者生還。2点を先制する。3回表にも杉澤が四球で出塁して、さらに二盗を成功。二死三塁から相手の敵失で1点を追加して、3対0。序盤の3点は杉澤が起点となり、東北が試合の主導権を握る。

 3回裏、仙台育英は5番杉山 拓海(3年)の適時打で1点を返したが、4回表、植木 利久(3年)が高めに入った直球を捉えて高校通算18号本塁打を放つ。

 

 植木は、春季県大会決勝で左ひじに死球が当たってしまい、しばらく試合出場できなかったが、徐々に復調。元から長打力は素晴らしいものを持っていた逸材だったが、芯でコンタクトする確率を高めることを課題にしていた植木は、左ひじの使い方を見直した。インパクトの時にしっかりと力が入るように左ひじを若干引く動作を入れた。まさに植木にしかない感覚で打っているが、この感覚を身に付けたのは今春から。この動作を取り入れたことで、飛距離も伸びたという。東北はけが人もいる状況で、正捕手の布施も右ひじの状態が良くない。今までは一塁手がメインだったが、三塁・ライトもこなすようになった。そこを難なく守れることには自信を見せているようだ。

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