2016年09月04日 台中インターコンチネンタル野球場

侍ジャパンU-18代表vs台湾代表

2016年 第11回 BFA U-18アジア選手権 決勝 
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

最強投手陣 台湾の地で躍動!

納大地(智辯学園)

 決勝戦が幕を開けた。この日は、多くのファンが台湾の応援にかけつけて、一塁側はぎっしりと埋まり、鳴り物を使って応援する姿はプロ野球さながら。それは侍ジャパンU-18代表にとっては大きな重圧になると思いわれたが、ここまでタフな5試合を戦った戦士たちは非常に逞しく、最後までぶれない戦いを見せてくれた。

 この試合、小枝守監督が先発として託したのが今井 達也作新学院)だった。8月31日で見せた試合を振り返ると、ストレートが走らない今井ならば、序盤から継投策で勝負をしていかなければならないと予想されたが、実際にそうなった。今井は立ち上がりから常時130キロ後半~140キロ前半とやはり本来の出来ではない。不用意に四球を出すことが多かったが、台湾打線が変化球に弱いとみて、スライダー、カーブを駆使して、粘り強く打者を抑える投球。

 どの投手、好不調は必ずある。それでもしっかりと試合を作った今井の力投。「大黒柱だから頭として投げなければならない投手として勢いをつけなければならない。もしダメならば、藤平 尚真島 孝明を控えさせていました」とタイブレークに備えて2人のプロ注目投手をスタンバイさせていた。

 打線は、台湾の先発・張喜凱に苦しんだ。右下手投げから繰り出す120キロ台のストレート、90キロ台のスライダーのコンビネーションに苦しんだ。それでもファールで粘ったり、四死球を選んで出塁するなど、点は取らなくても、球数は増えていったのである。そして6回表、一死から四球2つで一、二塁のチャンスを作ったところで、張は登板した。2番手は一次リーグ戦で先発した長身右腕・翁瑋均。寺島 成輝が一ゴロで二死一、三塁で打席に回ったのは納 大地だ。

 チャンスの場面をずっとイメージしながら、打席に入った納は甘く入った変化球を逃さず、右前適時打となり、待望の先制点となった。
小枝守監督は「あの場面、流れを考えて投手を変えてきたのは、僕でもやること。台湾は最善の策を取った中、タイムリーを打った納を褒めてあげたいと思います」と決勝打を打った納を称えた。

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