柿澤 貴裕 (神村学園)
柿澤 貴裕
- 都道府県:
- 鹿児島
- 高校:
- 神村学園
- 学年:
- 3年
- ポジション:
- 投手
- 投打:
- 右/左
- 身長:
- 179cm
- 体重:
- 78kg
- 短評
- (観戦レポートより抜粋 2012年04月22日)
奪いとった背番号1
神村学園・山本常夫監督は「平藪 樹一郎の状態うんぬんではなく、実力で奪った1番です」と言った。
センバツではリリーフ登板し最速148キロの直球で度肝を抜いた柿澤 貴裕。昨夏の甲子園も経験し、新チーム発足後はエースとして君臨するはずだった右腕から、山本監督がエースナンバーを剥奪したのが昨年秋のこと。甲子園を経験したことによって内面に生じたかすかな慢心を、山本監督は見逃さなかった。
センバツ前に劇的に状態を上げながらも、手にした背番号は7。甲子園では次のように語っていた柿澤。
「やっぱり悔しかったです。これでもまだ力が足りないのかと……。ただ、ひと桁の番号をいただいたことには感謝しています」
グラウンドには誰よりも早くに出て行き、ランニングでは先頭を走ることが多くなった。そして、率先してチームメイトに声をかける。挫折を知り、悩み、挽回するという、半年間で経験した貴重な時間を糧にした。
「1」を背負っての九州大会先発マウンド。初回に2点を奪われたが、スピードに落差をつけた2種類のシンカーと140キロ超の直球を軸に、2回以降は久留米商打線を無失点で抑えた。
万感の109球だった。
「ブルペンでは毎日、試合を作る練習をしてきたつもりです」
5回には「バッテリー間のコミュニケーションがまったく見られなかったから」(山本監督)と、スタメンマスクの大坪直希を下げて正捕手・中野大介にスイッチ。柿澤のテンポもアップし、この試合で奪った8個の三振のうち7個を中野とのバッテリーで記録した。
「中野が初球の入り工夫してくれた。呼吸が合いましたね」
4番打者としては2点を追う8回。1点を返した後の一死満塁から右前へ逆転2点適時打を放った。
「これからも投打でチームを引っ張っていける存在でありたい。この番号は夏まで守り抜きます」
秋の九州王者に、待望の最強ピースが加わった。
(文=編集部) - 情報提供:2012.04.22

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