堀 佑太郎選手

堀 佑太郎

球歴:

ポジション:投手

身長:170.0 cm

体重:58.0 kg

学年:卒業

寸評

 今年のアマチュア球界において、右打者ではNO.1のパワーの持ち主ではないかと思われるのが、この宮下 明大。父は、元大洋の故・正彦氏と言う、球界のサラブレッド。まだまだ粗さは目立つものの、打った瞬間に本塁打とわかるような打球を連発できる打者は、全国広しといえども殆どいない高校通算44本塁打のスラッガー。 (守備・走塁面)  打球への反応は悪くないのですが、キャッチングの精度はかなり低く、見ていて危なっかしいです。真上から投げ降ろすようなスローイングにも疑問があり、強肩ではあるのですが、将来的には一塁もしくは、外野あたりを担うことになるのではないのでしょうか。  一塁までの到達タイムは、4.6秒強ぐらい。これを左打者換算に直しても、4.3秒強ぐらいと、けしてプロに混ぜてしまうと速いとは言えない。ただ長距離打者だと言うことを加味すると、走力にそこまでこだわる必要はなさそうだ。 通常塁間の目安となるのは、 3.9秒弱  プロで足を売りに出来るレベル 4.0秒前後 足を売りに出来るのかは走塁センスにもよるが、プロでも俊足の部類 4.2秒前後 スカウトが、プロの基準と判断するタイム 4.3秒以下 プロの基準以下となり、割り引いて考える となる。上記の数字は、左打者の目安であり、通常右打者の場合、タイムから、0.3秒を引くと、同等の走力が計測することが出来る。ただし、セーフティバントや左打者が一二塁間に引っ張ったような、最初から一歩目のスタートをきっているような場合は、参考資料とはならない。 (打撃のまとめ)  ボールを的確に追うための姿勢・ボールをロスなく捉えるための技術に課題を残します。しかし悲観するほどの欠点ではないので、指導者や本人の努力次第では、改善できるものと考えます。  少々差し込まれても、外野の頭を越えてしまうような圧倒的パワーは、日本人としては貴重な存在。ボールを捉えるセンス・ボールを捌く技術には課題があるものの、甲子園と言う舞台でK甘い球を逃さず叩き、見事な結果を残した集中力には見事です。ヘッドスピードの鋭さ・身体の強さも兼ね備え、まさに魅力的な才能の持ち主だと判断したいと思います。
更新日時:2010.09.29

将来の可能性

プロでも売りにできるであろう圧倒的なパワーの持ち主であり、こういった長距離打者を育てるのは、圧倒的にプロの方が上手いと言う事実を考えると、少々技術的には劣るものの、いち早くプロに入って、上の指導を煽った方が得策だと考えます。  このまま粗さが改善できないまま埋没してしまう可能性も否定できませんが、アマで中途半端に対応力を模索して、特徴のない選手になるのは避けたいところ。私がプロの関係者ならば、下位指名か育成枠ぐらいですが、ぜひチームに加えてみたいと思わせる数少ない野手でした。ぜひ、プロ志望届けを提出して欲しい一人です。 
更新日時:2010.09.29

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