生沼 涼選手 (飛龍)

生沼 涼

球歴:飛龍

都道府県:静岡

ポジション:外野手

投打:左 / 左

身長:182.0 cm

体重:74.0 kg

学年:卒業

寸評

 旧チームから2番・センターで出場し、夏の県大会準優勝に貢献。新チームでは、3番・右翼手として中心的な役割を果たすようになっています。 (第一印象)  技術的に高い選手であり、完成度の高さを感じます。守備も安定しており、攻守に優れた好選手。 (守備・走塁面)  一塁までの到達タイムは、左打席から4.28秒前後とあまり早くないのは気になりました。高校生としては並みレベルですが、上のレベルを意識すると少々物足りません。  外野手としての打球への反応、落下点まで入り方、キャッチングなどは、まずまず上手いように見えます。返球を見た時は、あまり強くなかったので、地肩に関しては多少疑問が残っています。走力も含めて、正確な能力を今後は見極めたいと思っています。 (打撃内容)  打球の多くが、センターからライト方向への引っ張り中心であるように感じます。流してレフト方向とか、そういった打撃もできるのでしょうか? <構え> ☆☆☆☆  両足を揃えたスクエアスタンスで、グリップの高さは平均的。腰の据わり具合、両目で前を見据える姿勢、全体のバランスと理に適っているように見えます。 <始動> 早め  投手の重心が下る時に動き出す、早めの始動を採用。これは、典型的なアベレージヒッターに観られるタイミングであり、確実性を重視していることがわかります。 <下半身> ☆☆☆☆  足を引き上げ、まっすぐ踏み出してきます。始動~着地までの間は取れており、速球でも変化球でも対応しやすい打ち方。まっすぐ踏み出したように、内角でも外角でも捌きたいタイプ。インパクトの際に足元がブレないので、外角の厳しい球や低めの球も喰らいつくことができます。  技術的には流すことも充分可能だと思うのですが、引っ張りにかかることが多く、引っ掛けてゴロを打つ場面が目立ちます。もう少し流す意識が持てると、打撃の幅は広がりそう。 <上半身> ☆☆☆☆  打撃の準備である「トップ」の形を作るのも自然体で、特に力みは感じられません。バットの振り出しを見ているとインサイドアウトで、上からロスなくミートポイントに到達するスイング。しかしこのスイング、真ん中~内角を捌くのには適しますが、外角の球を強く叩くにはあまり適しません。ボールを捉えたあとも、コンパクトに振りぬく感じのスイングで、鋭い打球で弾き返します。 <軸> ☆☆☆☆  足の上げ下げはありますが、目線の上下動は少なめ。体の開きも我慢でき、軸足にも粘りが感じられます。軸を起点に、綺麗に回転できています。
更新日時:2015.12.03

将来に向けて

 走力・地肩などについて、もう少し詳細な確認をしたいところ。打撃技術は高く、かなり完成されている選手との印象を受けます。あとは、左方向への意識も持てると、県下を代表するコンタクトヒッターとして存在感を高めるのではないのでしょうか。一冬越えて、プレーに幅が出ていることを期待して、春の訪れを待ちたいと思います。
更新日時:2015.12.03

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