北村 進太郎選手 (福井工大福井)

北村 進太郎

球歴:福井工大福井

都道府県:福井

ポジション:三塁手

投打:右 / 右

身長:163.0 cm

体重:81.0 kg

学年:卒業

寸評

(第一印象)  福井工大福井の4番打者として、腕っぷしの強い打撃は目立っていました。センバツの智弁学園戦(観戦レポート)では、三遊間に意地の一本を放って魅せました。 (守備・走塁面)  試合ではフライをショートと譲りあってヒットを許してしまう場面も観られましたが、打球への反応はよく動きの悪い選手ではありません。  一塁までの塁間は、右打席から4.6秒前後であり足は平均以下ぐらいかと。これを左打者に換算すると、4.35秒に相当。走力でアピールするタイプでは、どうもなさそう。 (打撃内容)  新チーム結成以来の35試合で、チームトップの10本塁打・43打点。まさに打線の中心として、チームを牽引してきました。 <構え> ☆☆☆  スクエアスタンスで爪先立ちし、グリップの高さは平均的。腰の据わり具合は良いものの、全体のバランス・両目で前を見据える姿勢は並ぐらいでしょうか。アゴを引いて、打席での高い集中力が感じられます。 <始動> 早め  投手の重心が下がるあたりで動き出す、早めのタイミング。腕っぷしの強さが目立つタイプですが、対応力を重視したアベレージヒッターの傾向が色濃く出ています。 <下半身> ☆☆☆☆  爪先立ちした足をほとんど上げることなく、地面をなぞるようにして軽くアウトステップ。始動~着地までの時間は充分あり、速球でも変化球でも幅広く対応してゆきます。ベース側から離れた方向に踏み出すアウトステップを採用するように、内角を強く意識しているのがわかります。踏み込んだ足元も早く地面を離れ、引っ張り中心の打者なのがわかります。  その反面、外角の厳しい球、低めの球に対しては、体の開きが我慢できず苦手なことが予想されます。 <上半身> ☆☆☆   打撃の準備であるトップを作るのは早く、速い球に立ち遅れる心配はありません。バットを上から振り下ろして来るタイプで、強打者ですがインサイド・アウトのスイング軌道。  その分外角の球をバットのしなりを活かして打つのは苦手で、外角の捌きには課題を残します。 <軸> ☆☆☆  足の上げ下げは殆どないので、目線の上下動は少なめ。体の開きは我慢できないのがネックですが、軸足の内モモには強さが感じられ、強烈な打球を生み出す原動力になっています。
更新日時:2016.04.10

将来に向けて

 打撃に関して良いものを持っているので、上のレベルでも野球を続けて行ける素材でしょう。かなり個性的なフォームをしているので、その個性を認め伸ばしてくれる環境で野球を続けてゆくことを望みます。それが可能ならば、上のレベルでも打撃で存在感を示す選手になるのではないのでしょうか。
更新日時:2016.04.10

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