舩曳 海選手 (天理)

舩曳 海

球歴:天理

都道府県:奈良

ポジション:中堅手, 外野手

投打:右 / 左

身長:182.0 cm

体重:76.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2015年7月19日)  1人の男が天理に勢いをもたらす一打を見せる。  3回裏、舩曳 海(3年)が右中間スタンドへ飛び込む同点本塁打を放つ。  慣れない初戦では点を取ることに苦労する。そこでたった一振りで同点にしたのは大きかった。そして5回裏、二死一塁の場面で再度舩曳に打席がまわってきた。この回、バントミス、走塁ミスでアウト2つと悪い流れである。このままいけば智辯学園に流れがいきかねない試合展開だったが、舩曳はストレートを捉え、ライトポールをまく場外本塁打を放つ。舩曳に求めていたのは、試合を決める一打である。盗塁タイムは3.20秒以内と驚異的なタイムを記録。さらに守備範囲も広く、強肩であり、そして一発を打つパワーもある。まさに走攻守すべて揃った逸材だが、打の部分で、パンチが足りない選手であった。  そのパンチというのは、目立ってほしい場面でいかに目立つことができるか。アスリート型外野手のトップである柳田悠岐は、誰もが打ってほしい場面で打っているからこそ、今の立ち位置に達しているのだ。舩曳は能力的なものは申し分ない選手である。天理からすれば、最高の形で点が取れた。今日の2本塁打はポイントが高い。まず試合の入りが難しい初戦で、さらに智辯学園という強敵の存在により独特のプレッシャーの中で打ったこと。天理の多くの打者がなかなかアジャストできない状況で、この2ホーマー。最高の結果だった。
更新日時:2015.07.25

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