穴山 空良選手 (甲府工)
寸評
春季関東大会では、準優勝した向上高校相手に大善戦(2014年05月18日)。終盤まで全く付け入る隙を与えなかったのが、穴山 空良です。 (第一印象) 左腕からポンポンとテンポよく投げ込んでくるので、自分のリズムに相手を引き込むのが上手い。 (投球内容) 球速は125キロ前後と球威・球速はありません。それでもカーブ・スライダーなども上手く交えながら、相手を討ち取ってゆきます。特にボールが、コース一杯に散るのが良いところ。牽制はややモーションが大きいのが気になりますが、クィックは1.1秒前後と野球センスの高さを感じます。 <長所> 体の開きが抑えられ、ボールが中々見えて来ないところからピュッと出てくるので、球速以上に苦になるのではないのでしょうか。 グラブは最後まで体の近くに抱えられているので、両サイドの投げ分けは安定。 <課題> 足の甲で地面を押しつけられず浮いてしまうので、どうしても力を入れて投げるとボールが上吊ってしまいます。 腕を無理に真上から振り下ろそうとするので、ボールを押し出すようなフォームになり無理があります。球質にも影響しますし、肩への負担も少なくないでしょう。
更新日時:2014.08.27
将来の可能性
現時点での力では、球威・球速不足から上のレベルで通用するかは微妙。しかし野球センスが高い投手だけに、上手く上のレベルに順応し進化を遂げれば、実戦派として頭角を現すかもしれません。2014年度の山梨を代表する左腕から、大学球界で活躍する存在に、その成長を見守って行きたいと思います。
更新日時:2014.08.27
二村正春
2024-03-20 at 12:10 PM
二村君頑張って下さい💪同じ名字で同じ出身地です😁力の限り悔いの無いように応援しています😄