米 将吾選手 (仙台商)

米 将吾

球歴:仙台商

都道府県:宮城

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:167.0 cm

体重:66.0 kg

学年:卒業

寸評

旧チームからエースとして活躍してきた左腕で、洗練されたマウンド捌きとテンポの良い投球が光ります。 (第一印象)  昨夏の宮城大会の模様を観たのですが、すでに2年生にして非常にまとまって完成されている投手との印象を受けました。 (投球内容)  小柄なサウスポーで、球速は常時125~後半ぐらいだったと思います。特に際立ってボールにキレがあるとか、勢いがあるようには感じません。しかし左腕らしい大きなカーブとのコンビネーションで、ストライク先行で自分の有利な状況でピッチングができます。 <長所>  グラブを内に最後まで抱えられ、両サイドへの投げ分けは安定しています。「球持ち」もよく、自分のイメージどおりにボールを操れるタイプかと思います。  お尻を三塁側(左投手の場合は)に落とせるフォームなので、無理なくカーブを投げることができます。もう少し「着地」までの粘りが出てくると、もっと多彩な変化球を操れるようになるのではないのでしょうか。  体重移動が上手く、ボールにウエートを乗せて投げられています。さらに体にキレ・力がついてくれば、打者の手元まで生きた球が投げられるでしょう。 <課題>  足の甲での地面の押し付けが浅いので、どうしてもボールが上吊りやすい傾向にあります。力を入れて投げると高めに浮くので、どうしてもセーブして投げるような感じになります。  腕を振り下ろす角度に無理があるので、肩への負担は少なくないフォームです。アフターケアには充分注意して、取り組んでほしいとおもいます。  思ったよりも、腕が投げ終わったあと絡んできません。もう少し腕が振れると、速球と変化球との見分けも難しくなるのではないのでしょうか。
更新日時:2012.06.25

将来の可能性

 一見完成されている投手に見えるのですが、クィックができないとか、ランナーを背負うと冷静さを欠く不安定さもあり、普段の平常心をいかに保てるかがひとつ課題にありました。球種もカーブのみだったので、その辺もどのぐらいピッチングの幅を広げて来ているのか?最後の夏は、宮城を代表する左腕として大いに大会を盛り上げてくれることを期待してやみません。
更新日時:2012.06.25

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