大村 涼兼選手 (北大津)

大村 涼兼

球歴:北大津

都道府県:滋賀

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:187.0 cm

体重:87.0 kg

学年:卒業

寸評

 非常に恵まれた体格の投手で、MAX140キロを記録するという大型左腕。まだまだ発展途上ですが、面白いものを持っている選手かと。 (第一印象)  テイクバックをしっかり取れないまま投げ込むフォームで、恵まれた体格を活かしきれていないのが気になります。 (投球内容)  夏の予選を見るかぎり、球速は常時120キロ台後半~130キロ台前半ぐらいといった感じ。しかしその球速以上に、ボールの勢いや球威は感じます。あまり細かいコントロールはありませんが、ボールは両サイドに適度に散って甘いゾーンに入って来ないので打ち難い。変化球は、ほとんどがスライダーとのコンビネーションも、チェンジアップ系の球もありそう。執拗に牽制したりして、走者に対するマークは厳しい。クィックは、1.15秒前後と基準レベル。不器用そうに見えて、制球含めて以外に要所は締めている。 <長所>  グラブは最後まで体の近くに留められており、両サイドの投げ分けは安定。足の甲でも地面は押し付けられているが、ボールを押し出すようなフォームのためか? ストレートは、真ん中~高めに浮きやすい。 <課題>  着地までの粘りがもう一つで、自然と開きは早くなっている。しかしながら、独特のテイクバックやフォームのせいか、タイミングが合わせにくいのかもしれない。  腕は強く振れているものの、前の足が突っ張って体重移動を阻害している。それでも球威のあるボールや打ち難いフォームを作り出す、独特のメカニズムを持っている。
更新日時:2014.08.16

将来の可能性

 細かい部分をいうと、ツッコミどころ満載なフォーム。しかしそれを欠点だと思わず、打ち難さを追求してゆけば、相手にとって嫌がられる存在になるのではないのだろうか。結構おさえるポイントは抑えられており、欠点を欠点で終わらせない良さもあります。非常に微妙なバランスの上で投げているので、下手にいじると持ち味を失いかねません。こういう我流の強い選手は、自分に確かな信念を持って、自ら自分を高めて行くことが強く求められます。可能性は秘めている選手なので、今後も野球に真摯に向き合って欲しいと期待します。
更新日時:2014.08.16

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