平湯 蒼藍選手 (海星)
寸評
長崎の長崎海星学園が立ち上げた海星シニアに所属し、『2012 USSSA(全米選手権大会) ワールドシリーズ』の4番打者として出場。全試合で4番を務めた平湯は打率.517の好成績で銀メダルに貢献。そのまま海星に進学した。まさに海星が誇る大器である。今大会は2本塁打を放つなど、優勝に貢献した。その打棒だが、既に先輩の永江 恭平(現・埼玉西武ライオンズ)の高校時代よりもスイングスピード、打球の速さ、完成度は引けを取らないぐらいレベルにあり、このまま甲子園で一打を披露すれば、大きく注目を集める選手になるのではないだろうか。 (打撃) スタンスはスクエアスタンス。グリップを肩の位置に置いて背筋を伸ばして構えている。投手の足が下りたところから始動を仕掛ける構えで、仕掛けのタイミングは早い。長距離打者は沈み切ったところから始動する遅い仕掛けだが、投手のスピードに遅れたくない狙いがあるのだろう。 足を高く上げながら打ちにいくので、間合いを外させたりすることが得意な投手や、縦の変化を武器にする投手に対応できるか注目してみたい。 踏み込んだ右足はインステップ気味に踏み込んで、前足をしっかりと踏ん張り、しっかりと足元をキープさせ、トップの動きを見ると捕手側方向へ大きく引いていく。それにより強い打球を生み出すことが出来るようになり、常に鋭い打球を生み出すことが出来るのだろう。スイング軌道を見ると肩口から振り出す事が出来ており、ヘッドが下がることはない。そのためロスなく振り抜くことができている。 縦振りのスイング軌道で、打球に角度を付けることが出来ており、本塁打も量産できる。フォロスルーを見ると結構小さく、ライナー性の打球が多い。金属バットゆえ運ぶことが出来ている打球も多いが、木製バットに切り替えると鋭いライナー性の打球を放つ、中距離打者になるのではないかと想像するが、本物の長距離打者になれる素質があるかは甲子園で確認したいところだ。
更新日時:2014.07.31
将来の可能性
打撃の完成度はかなり高いモノを秘めた選手ともいっていい。おそらく甲子園では注目されるであろう。調べるとかなり興味を持つことが出来たので、ぜひ甲子園で自慢の強打を発揮してほしい。
更新日時:2014.07.31
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