寺島 成輝選手 (履正社)

寺島 成輝

球歴:履正社

都道府県:大阪

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:183.0 cm

体重:85.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2016年8月8日)  大会ナンバーワン左腕と評判の高い履正社の先発・寺島 成輝(3年)が2安打、1失点完投で幸先いいスタートを切った。自己最速149キロのストレートは146キロ止まりだが、ここぞというときのストレートの威力は超高校級の名に恥じないものだった。コンスタントに速いわけではない。カウントを取るストレートは130キロ台中盤から後半が多く、追い込むととたんに腕が振れはじめ、球速も140キロ台中盤から後半を計測する。  変化球もいい。スライダーは縦・斜めを使い分け、さらに縦割れカーブに小さく落ちるチェンジアップと多彩で、いずれも勝負球で使える精度を備える。ただ、追い込んでからはストレートが多く、11奪三振のうちストレートで奪ったのは10個。残り1個がスライダーなので、勝負球はほとんどストレートと言っていい。  この試合に比べデキがよくなかったと思われる近畿大会では、下半身より上半身の強さが目立った。ステップする下半身に誘導されるように上半身が遅れて出ていくのが理想的だが、近畿大会ではステップする下半身を上半身がすぐ追いかけていた。この高川学園戦はというと、ステップして時間差で上半身がついていく流れができていた。ひとまず安心したが、高川学園の先発・山野 太一(3年)とくらべるとステップ以降の流れがまだ性急。山野は捨てする右足がグーッと伸びてからゆったりと上半身がついていく。寺島はまだまだフォームに粘りがないと思った。
更新日時:2016.08.10

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