渡邊 嵩介選手 (春日部共栄)

渡邊 嵩介

球歴:春日部共栄

都道府県:埼玉

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:178.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

寸評

 夏の甲子園・敦賀気比戦においては、終盤リリーフで登場し、MAX142キロの球速を記録した本格派。 (第一印象)  均整の取れた体格から力強いボールを投げますが、まだまだコントロール・制球力・投球術と課題を残し、大事なところを任されて来なかったことがわかります。 (投球内容) 球速は、常時130キロ台後半~140キロ台前半。ボールには力がありますが、まだまだ高めに抜けることが少なくありません。ボールはコースに散っているのですが、開きが早いせいか甘くない球でも痛打されてしまいます。変化球は、カーブ・スライダーなど。変化球のコントロール・精度にも課題があり、まだまだ投球を組み立てるという段階ではありません。しかし球筋が安定してくれば、将来大化けする可能性を感じます。  <長所>  グラブは最後まで内に抱えられているので、両サイドの投げ分けは悪くありません。足の甲での地面への押し付けが遅く、ボールも押し込めないので高めに抜けてしまうのが気になります。  <課題>  着地までの粘りがそれほど早くは見えませんが、体の開きが早くなっており、どうしても球筋がいち早く読まれてしまいます。  コントロールを気にするあまり、腕を強く振れません。これだと変化球と速球の見極めがついてしまい、中々変化球を振ってくれません。またボールへの体重の乗せもイマイチで、打者の手元まで生きた球が行かないのも気になります。
更新日時:2014.08.28

将来の可能性

 一つは下半身の使い方に課題があり、上手く体重移動しきれていません。腕を強く振ってもボールが上吊らないような投球を、日頃から意識して身につけないといけないでしょう。そのためには、足の甲でしっかり地面を捉え、球持ちを意識してボールを押し込めるように指先の感覚を磨くべきではないのでしょうか。まずは、球速を落としてでも、上手くボールをコントロールできる感覚を磨くこと。それができるようになったら、少しずつ腕を強く振ったり、力を入れても制球を乱さない感覚を身につけて行くことが大事かと。まだまだ未完成の投手ですが、その感覚を身につければ、大きく変わることが期待できます。ぜひその才能が、次の環境で開花することを願ってやみません。
更新日時:2014.08.28

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