國光 瑛人選手 (明徳義塾)
寸評
1年生ながら秋季四国大会では、中心的な役割を果たした一人。打者の手元でボールが微妙に動くなど、癖球のように見えます。 (第一印象) ボールに威力はあるのですが、腕が突っ張ってしならないので、手元まで伸びて来ないのが気になります。 (投球内容) 球速は、常時135~後半ぐらい出ており、1年秋にしてはかなり速い投手だと言えます。変化球は、130キロ台前半のカットボール、少し曲りながら沈むスライダーとのコンビネーション。ストレートは全体的に高いのですが、外角中心にボールを集めることが出来ています。 <長所> グラブは最後まで内に抱えられ、両サイドの投げ分けは安定。しかし足の甲での地面の押し付けが浮いてしまっているので、ボールが上吊りやすい傾向にあります。 <課題> 着地までの粘りに欠けるので、打者としてはタイミングが合わせやすいタイプかと。体の開きは特別早すぎることはないのですが、少しボールの出処が見やすいかもしれません。 振り下ろした腕が体に絡んだりせず、ボールにも体重が乗り切る前に投げてしまっており、フォーム全体に「粘り」を意識して今後は取り組んで欲しいものです。
更新日時:2015.02.01
将来の可能性
1年秋にしては、ボールの威力・コントロールなどは基準以上。一冬超えたら、140キロ台の王台も見えてくるかもしれません。フォーム全体に粘りというか我慢が足りない部分があるので、その辺を意識して取り組んでゆけば、最終学年にはかなりの投手に育っているのではないのでしょうか。期待して、今後も観て行きたいと思います。
更新日時:2015.02.01