山下 篤郎選手 (鎮西)

山下 篤郎

球歴:鎮西

都道府県:熊本

ポジション:一塁手, 投手

投打:左 / 左

身長:175.0 cm

体重:79.0 kg

学年:卒業

寸評

 チームの主戦として、旧チームから活躍するサウスポー。まさに正統派の左腕といった感じで、綺麗なフォームから投げ込んできます。 (第一印象)  少し背中を後ろに傾けながら、真上から投げ込んできます。 (投球内容)  球速は、夏の時点で130キロ台~後半ぐらいでしょうか。ストレートには一定の勢いがあり、カーブ・スライダー・チェンジアップなどひと通りのボールを投げ込んできます。牽制はそれほど鋭いものは混ぜませんが、クィックは1.05秒前後と素早く投げ込みます。フィールディングの動きも良いのですが、焦って周りの状況をよく見ないで返球して傷口を広げてしまうことがあります。コントロールはアバウトながら、ストライクゾーンの外に外にと散っています。 <長所>  腕がしっかり振れるのが良いところで、フォームにダイナミックさがあります。お尻は執拗にニ塁側に送り込み過ぎている感じがするので、もう少し緩和した方がスムーズなフォームになりそう。それでも引き上げた足を高い位置でピンと伸ばしており、お尻を三塁側に落とせているので、カーブなども無理なく投げられます。  グラブは最後まで内に抱えられており、両サイドの投げ分けは安定。足の甲でも地面を捉えているので、浮き上がろうとする上体の力も抑え込めます。ただし「球持ち」が浅すぎるために、ボールが抜けてしまうことが少なくありません。もっとボールを押し込めるうようになると、低めに良い球が行くのではないのでしょうか。 <課題>  背中を倒して腕を真上から投げ下ろすので、肩への負担が大きいそう。もう少し自然な角度で振り下ろせれば良いのですが・・・。  「球持ち」にも関係致しますが、ボールにしっかり体重が乗る前にリリースを迎えてしまっています。そのため打者の手元まで、球威のある球が行きません。
更新日時:2014.12.27

将来の可能性

 非常に良い部分と悪い部分が同居しているフォームなので、今後これがどっちに出るのかは微妙なところ。それでも来年の熊本の中では、非常に注目される存在になるはず。旧チームからの経験も豊富で、最終学年の投球にも生きそう。一冬越えて身体が一回り、二回り大きくなるようだと、ドラフト候補として注目されるかもしれません。球速が速くなっても、足元を見据えた取り組みを期待します。
更新日時:2014.12.27

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