二十八 智大選手 (岩国)

二十八 智大

球歴:岩国

都道府県:山口

ポジション:一塁手

投打:右 / 左

身長:176.0 cm

体重:89.0 kg

学年:卒業

寸評

 引き手の強さを活かしたパワフルな打撃が売りで、岩国打線の核として活躍する強打者。兄・二十八貴大は、中央大の主将として神宮で活躍し、現在NTT東日本でプレーする現役プレーヤー。   (第一印象)    打球が上がるというよりは、強烈な球足で抜けて行くタイプの強打者だと思います。軸がしっかりしているのがこの選手の持ち味なのですが、選抜の神村学園戦(2014年03月21日)では体が突っ込んで結果が出せませんでした。   (守備・走塁面)    一塁手としての打球の反応や動きを見ていると、それほど上手い選手ではないように思います。その辺は、新チーム結成以来の46試合で、失策7個と一塁手としては少ない数字ではありません。    一塁までの塁間は、4.5秒弱と左打者としてはかなり遅い部類。46試合で7盗塁と、全く動けない選手ではないようですが、上のレベルで足を売りにすることはなさそう。   (打撃内容)    選抜の神村学園戦では、3打数0安打と自慢の打撃が完全に封じ込められてしまいました。    <構え> ☆☆    前の足を軽く引いて、後ろ足に体重をかけて構えます。グリップの高さは平均的で、腰の据わり具合・両目で前を見据える姿勢・全体のバランスと、もう一つの感じが致します。    <始動> 遅すぎ    投手がリリースを迎えるあたりで始動するので、これはかなり遅いタイミング。一定レベル以上のキレ・球速のある投手に対しては、立ち遅れる可能性が高まります。   <下半身> ☆☆☆    始動から着地までの「間」がないので、あらかじめ狙い球を絞って、その球を逃さない「鋭さ」が求められます。軽くベース側に離れたアウトステップを採用するように、内角を意識したスタイル。踏み込んだ足元はブレないので、ある程度は外角でも高めの球や甘めの球には対応できそう。   <上半身> ☆☆☆    始動の遅さを補うために、あらかじめグリップをトップに近い位置に持ってきています。振り出し自体は、インサイド・アウトの軌道ではないものの、それほど大きなロスはありません。しかし外の球を捌くときに、腰が引けてしまいキッチリ叩けないのは気になりました。   <軸> ☆☆☆    足の上げ下げが小さいので、目線は上下にブレません。踏み込んだ足元もブレないので、体の開きも我慢。しかしこの選抜では、軸足が前に崩れてしまい体が突っ込んでいたことがわかります。元来自分のポイントまで引きつけて、その球をしっかり振り切るのが持ち味だと思うのですが。
更新日時:2014.03.30

将来の可能性

 守備・走塁でアピールするタイプではないので、いかにパワフルな打撃で粉砕できるのか。それだけに、この選抜の内容は残念でなりません。ぜひこの悔しさを糧に、甲子園に戻ってリベンジを果たすことを期待しております。
更新日時:2014.03.30

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