出口 匠選手 (津田学園)

出口 匠

球歴:津田学園

都道府県:三重

ポジション:一塁手, 投手, 三塁手

投打:右 / 右

身長:175.0 cm

体重:91.0 kg

学年:卒業

寸評

 打っては、昨年の 岡本 和真(智弁学園-巨人1位)級と監督が評する飛距離と、投げてはMAX146キロの速球を投げ込む投打に秀でた才能の持ち主。今回は、投手としてのレポートを行いたいと思います。 (第一印象)  いかにも野手が投げているという感じのフォームですが、140キロ台をコンスタントに記録するなど、馬力の高さを魅せつけてくれました。 (投球内容)  いわゆる担ぎ投げで、よっこらしょという感じのフォームです。腕の振りもアーム式で球速ほど打者は苦にしません。夏のいなべ総合戦の模様を見たのですが、MAXで144キロを記録。スライダーとの単純なコンビネーションで、外角の甘くない球でも打ち返されていたのは気になりました。将来的には、やはり野手で勝負というタイプなのでしょう。 <長所>  お尻は適度に一塁側に落とせており、着地のまでの粘りも悪くありません。本格的に投手に専念すれば、まだまだいろいろな球種を覚えてピッチングの幅を広げてゆくことが期待できます。  上半身の強さに頼ったフォームに観られがちですが、ボールには適度に体重が乗せられており、体重移動は悪くありません。速い球を投げ込むメカニズムは、しっかりしたものがあります。 <課題>  グラブをしっかり内に抱えられていないので、フォームが暴れてコントロールを乱す要因に。  体の開きが早く、どうしても打者からは球の出どころが早くわかってしまいます。そのため球筋をいち早く読まれてしまい、コースを突いた球でも打ち返されます。
更新日時:2015.10.17

将来の可能性

 卒業後は野手に専念することになると思いますが、余裕ができたら投手としても再びチャレンジして欲しいなと思わせるものがあります。しっかりした指導を受けて欠点を克服したら、将来的に150キロ級の豪腕投手の誕生も夢ではありません。  敗れた夏のいなべ総合戦では、打撃でアピールできず、打者としての能力もいまいち掴めませんでした。この試合を見る限りは、プロ志望届けを提出しているものの、指名は厳しいかなというのが率直な感想。しかしこれまで野手として、どの程度アピールできたかにかかっています。担当スカウトは、良い時も悪い時も知っているわけですから。
更新日時:2015.10.17

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