西田 友紀選手 (福知山成美)

西田 友紀

球歴:福知山成美

都道府県:京都

ポジション:二塁手, 遊擊手

投打:右 / 右

身長:173.0 cm

体重:71.0 kg

学年:卒業

寸評

 福知山成美の核弾頭として、選抜では3試合で.462厘の高打率を残し存在感を示した。兄・西田明央は、北照高校からヤクルトにドラフト3位指名された現役のプロ野球選手。その血筋の良さを、全国の舞台でも遺憾なく発揮して魅せた。   (第一印象)    物凄く足が速いとか、肩が強いとか、ボールを飛ばせるとか、そういった図抜けた資質はないのですが、センスの良さを活かし考えてプレーをする選手との印象。   (守備・走塁面)    一塁までの塁間は4.5秒前後で、これを左打者に換算すると 4.25秒前後と平均的。新チーム結成以来の22試合で3盗塁と、積極的に足でかきまわして来るタイプの一番打者ではありません。     遊撃手としても無難にこなしている印象はあるのですが、まだ余計なステップがあったりと無駄な動作も少なくありません。地肩も平均的で、遊撃手としても平均的なプレーヤーといった感じがします。   (打撃内容)    打球は右に左へとはじき返すことができ、基本的に打球はゴロで抜けてゆくタイプで、打球が上がるタイプには見えません。   <構え> ☆☆    足を軽く引いて、グリップの高さも平均的。あえてリラックスするために突っ立って構えるのはいいのですが、全体のバランス・両目で前を見据える姿勢・腰の据わりなどには疑問が残ります。   <始動> 早めの始動    投手の重心が下るときに動き出す、早めの始動を採用。典型的な、アベレージヒッターです。   <下半身> ☆☆☆☆    始動~着地までの「間」は取れているので、速球でも変化球でも幅広く対応できます。軽くアウトステップするように、内角の球を強く意識したスタイル。踏み込んだ足元はブレないので、外角でも高めや甘めの球には充分に対応できるはず。   <上半身> ☆☆☆☆    早めに打撃の準備である「トップ」の形をつくり、速い球に立ち後れないようにしています。バットの振り出しも、上からインパクトまでロスなくボールを捉えます。ボールを捉えてからも、バットの先端であるヘッドが下がらないようにしてボールを捉えて運びます。   <軸> ☆☆☆    足の上げ下げは比較的静かで、目線は大きくは動きません。体も開きも我慢でき、軸足も大きくは崩れてません。 技術的には悪い癖はなく、しっかりものを持っています。
更新日時:2014.04.01

将来の可能性

 何か図抜けたものがあるわけではないのですが、技術とセンスで結果に結びつけます。恐らく考えてプレーできる習慣が身についている選手であり、これから壁にぶち当たっても乗り越えて行ける選手ではないのでしょうか。大学などでも、そのセンスと野球脳を活かして、活躍していってくれることを期待します。
更新日時:2014.04.01

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