小野 憲生選手 (弘前学院聖愛)

小野 憲生

球歴:弘前学院聖愛

都道府県:青森

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:181.0 cm

体重:70.0 kg

学年:卒業

寸評

 昨夏は甲子園に出られませんでしたが、決勝の光星学院戦で背番号16をつけながら先発し存在感を示しました。あれから一年、この経験を生かし見事甲子園出場を果たします。また夏の甲子園・玉野光南戦では、9回を4安打5奪三振で完封勝利をあげました。 (第一印象)  サイドハンドなのですが、高めのストレートは少し下から浮き上がって来る感じで空振りを誘います。球威・球速があるわけではないのですが、優れた投球センスで相手を抑えます。 (投球内容)  球速は135キロ前後ぐらいで驚くものはないのですが、浮き上がる球筋とキレのある球質で中々捉えることができません。変化球は、カーブ・スライダー・シンカーなどで、ストライクゾーンの枠の中にポンポンと投げ込んできます。昨夏からすでに牽制も鋭いですし、フィールディングも冷静。クィックも1.15秒前後と、基準を満たすタイム。マウンド捌きに優れ、制球も両サイドにちらし大崩れすることはないでしょう。 <長所>  「着地」までの粘りがあり、体の「開き」も抑えられており、サイドハンドながら打者が合わせ難いのが特徴。その球質・球筋だけでなく、フォームも厄介です。  グラブは最後まで体の近くにあり、両サイドへの投げ分けも安定。足の甲で地面を深く捉えられていてますが、少しストレートは高めに浮きがち。もう少し「球持ち」をよくして、細かい部分までコントールできるようになると好いのですが。 <課題>  腕が最後体に絡みつくような粘っこさがないのと、ボールに上手く体重が乗せられず、体が流れてしまいロスしています。もう少し腕の振りを鋭くしたり、効率よく体重移動できるようになると、更に実戦的な投球が期待できます。この部分は、昨年から改善れずに残りました。
更新日時:2013.09.25

将来の可能性

 昨年からの成長は、「着地」までが粘り出てきて、地面を捉えるまでの時間を稼げるようになりました。これにより打者からは合わされ難くなり、左打者に対しての苦手意識もなくなったように思います。まだまだ球威・球速の面では物足りませんが、実戦派としては面白い存在です。これから上のレベルで、どんな異彩を放ってくれるのか期待を持って見守りたいと思います。
更新日時:2013.09.25

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です