椎野 新選手 (村上桜ヶ丘)

椎野 新

球歴:村上桜ヶ丘

都道府県:新潟

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:193.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

寸評

 194センチの超大型右腕で、投げ下ろすボールも球速以上に感じさせる力強さがある。その将来性は、極めて大の注目株。   (第一印象)    これだけの体格しながら、非常にバランスが好いのに驚かされる。大型なうえに腕の角度も適度にあり、投げ下ろしてくる迫力も充分。打者の手元まで、勢いの落ちないストレートも魅力充分。   (投球内容)    球速的には、常時135~140キロ程度でした。しかしコンスタントに140キロ台を越えて来るような、そんな感覚に陥るボールを投げ込んできます。変化球は、縦・横のスライダーを使いわけているよう。まだスライダーの精度・コントロールに課題があり、この辺が今後の大いなる課題ではないのでしょうか。また大型故に少しクィックが遅かったりと、そういった投球以外の部分にも磨きをかけたいところ。   <長所>     お尻を一塁側に落とせるフォームであり、かつ着地までの粘りや腕の角度からも、将来的に縦の変化球の修得も期待したくなるフォームです。     お尻を落とせるフォームであり、腕の角度もつけているわりに無理がないので、肩・肘への負担も小さく故障の可能性は低いのではないのでしょうか。     大型なのに、足の甲で上手く地面を捉えて下半身を生かして投げられています。あとは、ステップ位置などを研究して上体が流れないようになれば、ロスなくボールに力が伝えられそう。   <課題>    大きくアウトステップして投げ込むので、自然と「開き」が早くなってしまいます。こうなると球の出どころが見やすく、いち早く球筋を読まれてしまい、甘くない球でも打たれてしまいます。    グラブの抱えが甘かったり、球持ちが浅かったりして、微妙なコントロールがつきません。まだまだ指先まで神経を通わせるような、意識の高い投球は出来ていません。
更新日時:2013.07.28

将来の可能性

 素材としては、非常に素晴らしいものがあります。あとは、好い指導者・野球環境に恵まれ、本人が高い志しで野球に専念できれば楽しみです。3,4年後、プロをも意識できる素材だと言えるでしょう。今後も、ぜひ注目して行きたい選手でした。
更新日時:2013.07.28

短評

観戦レポートより抜粋(2013年07月21日) 身長195センチ。高身長と長い手足を生かした躍動感のあるフォームで投げ込む力強い直球はNPBスカウトも視察に訪れるほど注目を集めている。試合はこの椎野が 準々決勝まで3試合で39安打を放ってきた破壊力抜群の新潟明訓打線をどう抑えるのかが大きなポイントだった。 この日のMAXは138キロ。だが数字以上に伸びのある直球とスライダーをうまく使い、強力打線を封じ込める。中でも圧巻だったのが、試合前まで10打数10安打2本塁打と大当たりしていた四番・高田大輝(三年)との対戦。一打席目はカウント0-2からの三球目を変化球で見逃し三振。二打席目はスイングアウトで三振を奪うなど、三打数無安打に抑えこんだ。 春の大会以降、練習試合などで何度か椎野のピッチングを目にする機会があったのだが、多くの成長を感じた。中でも特筆すべきは無四球、球数もわずか100球という大人のピッチングを見せたこと。とかく四球やエラーが絡んでの失点が多い高校野球でこの点は大きく評価できるだろう。“桜のダル”がこの夏どこまでいけるのか、楽しみだ。
更新日時:2013.07.24

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