加藤 拓也選手 (慶應義塾)

加藤 拓也

球歴:慶應義塾

都道府県:神奈川

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:176.0 cm

体重:80.0 kg

学年:卒業

寸評

 元々捕手だった選手だそうですが、昨夏は少し担いで投げるような野手っぽいフォームでした。それでも地肩の強さを活かし、非常に力強い球を投げ込んで来る投手。 (第一印象)  特に細かいことができる選手ではないのですが、体に力があり馬力があります。すでに昨夏の時点で、常時130~135キロぐらいの球を投げており、一冬越えて伸びていれば、この夏には140キロ近い球速も期待できるのではないのでしょうか。 (投球内容)  腕を真上から振り下ろして来るフォームから、横滑りするスライダーとカーブなどを織りまぜてきます。ボールは両サイドに散り、ストライクゾーンにポンポンと勢いよく投げ込んできます。 <長所>  力投派らしく、勢いのあるフォームから力強い球を投げ込むのが最大の持ち味。ボールに勢いがあるだけでなく、前に飛ばさせない球威もあります。 <課題>  グラブを内に最後まで抱えられず、「球持ち」もけして良くなく、指先の感覚に優れている感じは致しません。四球で自滅するようなことはありませんが、細かい制球力はありません。  「着地」までの粘りに欠け、投球フォームが淡白です。そのため体の「開き」も早く、ボールの出処も見やすいはず。打者からは、けして合わせ難いフォームではありません。  振り下ろした腕が体に絡んでこないのは、球離れが早いからでしょう。更に「体重移動」も不十分で、まだまだボールにしっかり体重が乗せられておりません。
更新日時:2012.05.29

将来の可能性

 今年の投球は確認できておりませんが、今年観た人の話によりますと、昨夏とはかなりフォームが変わってるようです。今は、課題克服のために、いろいろ試行錯誤している段階ではないのでしょうか。それでもボールの勢いは維持できているようで、これからの成長が楽しみです。どのぐらい課題を克服できたのか、ぜひ最後の夏を楽しみに待ちたいと思います。
更新日時:2012.05.29

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